「いのちのセミナー」Web配信のお知らせ
2025年度第3回「いのちのセミナー」が、奈良県立医科大学附属病院の緩和ケアセンター長である四宮敏章氏を講師に迎えて開催されます。このセミナーでは、病気や診断がもたらす心身の影響をどう乗り越え、いかに自分らしく生きることができるのかをテーマに、緩和ケアの重要性についてお話しいただきます。
セミナーの詳細
このセミナーは2025年9月26日(金)14:00から2026年1月6日(火)14:00までの期間、WEB上で配信されます。病気に直面した時、多くの方は不安や戸惑いに襲われます。「これからどうなるのか」「治療に耐えられるのか」「家族に迷惑をかけるのではないか」といった思いが頭を巡り、心が揺れ動くことは決して珍しくありません。そうした中、身体の痛みに加え、気持ちの面でも支えとなるのが緩和ケアなのです。
【講師 四宮敏章氏のご紹介】
四宮敏章氏は、奈良県立医科大学附属病院の緩和ケアセンター長を務め、豊富な実績を持つ医学博士です。京都大学農学部を卒業後、製菓メーカーや製薬会社での経験を経て、岡山大学医学部を卒業。その後、心療内科医として活動を開始し、奈良県に初のホスピスを立ち上げるなど、終末期医療の分野で3000人以上の看取りを経験しています。さらに、現在は早期からの緩和ケアや遺族ケアに取り組みながら、広く緩和ケアの知識を伝えるためにYouTubeで情報発信も行っています。
【セミナーの内容と目的】
セミナーの主なテーマは「がんと向き合うあなたへ~『生きる』を支える緩和ケア~」。がんと診断された際の心の不安や痛みを和らげ、自分自身の価値観や「自分らしさ」を見直す機会を提供することを目的としています。緩和ケアは、単に人生の終わりを迎えた時に行うものではなく、病気が判明したその瞬間から心と身体を支えるために利用できる大切な手法です。この講演では、緩和ケアの視点を通じて、病気から生じる様々な苦しみにどう向き合うべきか、また「自分らしく生きる」とはどういうことなのかを皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
【視聴方法】
セミナーはどなたでも視聴可能ですが、通信環境に注意が必要です。視聴は当財団の公式ホームページ(
こちら)から可能で、Wi-Fi環境など、高速通信ができる場所での視聴をおすすめします。また、視聴にかかる通信料は参加者の負担となりますので、あらかじめご了承ください。
【主催・協力】
本セミナーは、公益財団法人JR西日本あんしん社会財団が主催し、西日本旅客鉄道株式会社が協力しています。セミナーに関するお問い合わせは、事務局までご連絡ください。電話番号06-6375-3202で平日の10:00から17:00まで対応しています。また、メールでの問い合わせも受け付けています(
[email protected])。
【まとめ】
「いのちのセミナー」は、病を抱える多くの方々やそのご家族にとって、緩和ケアを通じて自分らしい生き方を見つける貴重な機会です。ぜひご参加いただき、心身を支えるための知識を深めていきましょう。