感染症対策の支援
2024-09-10 12:09:13

長野赤十字病院が感染症対策の新たな拠点に|一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアムが支援

感染症対策の最前線、長野赤十字病院



この度、一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアムが、長野赤十字病院との間で新たなコンサルティング契約を結ぶこととなりました。この契約は、長野市で進められる新病院の建設における感染症対策に焦点を当てています。

コンサルティングの内容



契約に基づき、パンデミックレディ・コンソーシアムは設計段階から携わり、感染症に強い医療施設を目指して具体的なアドバイスを行います。特に、基本設計や実施設計の各フェーズで、感染のリスクを評価し、それを設計に反映させることが重要です。

コンサルティング内容には、以下の要素が含まれます:

  • - 病院機能の運営方法の指導
  • - 各機能(検査、手術、ICUなど)の必要要件の整理
  • - 想定物流動線に基づく装置や備品のアドバイス
  • - 感染経路ごとの運用面に関する助言
  • - 設計事務所との密な連携

パンデミックレディ認証の取得



令和6年6月から始まるこのコンサルティングは、令和8年までを予定しています。最終的には、新病院が竣工の際にパンデミックレディ認証を取得することを目指しています。この認証は、耐感染性の高い施設としての評価を意味し、地域社会に対して重要なメッセージとなります。

パンデミックレディ・コンソーシアムの使命



パンデミックレディ・コンソーシアムは、感染症に対して高いレジリエンスを持つ社会を実現するため、2022年10月に設立されました。医療現場での感染症対策についての研究を基に、日常の感染リスクを分析し、安全な環境を提供する活動を行っています。

同団体は、医院、診療所、オフィス、飲食店など様々な施設において、感染リスクを評価し、それに基づく対策を提案しています。また、一定の基準を満たす施設には「パンデミックレディ施設認証」を発行しています。この認証は、感染症対策に対する明確な評価を提供し、より多くの施設が感染症対策を講じるための指標となるでしょう。

教育と実践



さらに、パンデミックレディ・コンソーシアムは、セミナーを開催し、最新の情報を広める活動にも取り組んでいます。新興感染症についてのトピックを常に更新し、社会的な認識を高めることにも貢献しています。これらの活動を通じて、感染症に強い人材の育成を図ることも重要な目標です。現在、パンデミックレディ・コンソーシアムの会員企業は日本を代表する11社が名を連ねており、感染症対策の重要性を広めるために連携を深めています。

まとめ



一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアムと長野赤十字病院のコンサルティング契約は、感染症への対応力を高める大きなステップです。これにより、地域社会がより安全で健康的な環境を享受できるよう、両者は力を合わせていくことでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人パンデミックレディ・コンソーシアム
住所
東京都中央区日本橋本町3-3-6ワカ末ビル7F
電話番号

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