国土交通省、メタノール燃料システム導入を支援する事業を採択
国土交通省がメタノール燃料システムの導入支援事業を採択
令和6年度において、国土交通省が推進する海事分野の脱炭素化促進事業の一環として、メタノール燃料システムの導入支援が発表されました。この新たな取り組みは、船舶からのCO2排出量をさらに削減するために行われ、特にメタノール燃料船の普及が目指されています。
1. 事業の内容
本事業では、国土交通省と環境省が連携し、メタノール燃料を利用するための装置—すなわち、メタノール燃料エンジンやタンクなどの燃料システムに加え、省CO2排出機器を組み合わせて脱炭素化を実現します。事業者は、実施に必要な経費の一部を支援され、その補助率は1/2または1/4 innenとなります。
2. 採択された事業
この度、審査委員会が行った審査の結果、以下の2つの事業が採択されました。
- 国華産業株式会社
事業名: 内航船におけるメタノール燃料システム等の導入支援事業
- 飯野海運株式会社
事業名: 大型タンカーにおけるメタノール二元燃料焚きエンジン導入事業
これらの事業は、船舶の運航に必要な燃料システムを強化し、持続可能な海運の実現に向けた重要なステップとなります。
3. 今後の展望
国土交通省は、これまでの取組を基に、さらなる脱炭素社会の実現を目指すとしています。メタノール燃料の導入によって、より環境に優しい航行が可能となり、海運業界でも新たな風が吹き込まれるでしょう。
4. お問い合わせ
本事業に関する詳細や公募要領については、環境省のウェブサイトも参照してください。
国土交通省海事局 海洋・環境政策課:堀井、加納、山口
TEL: 03-5253-8111
この事業が成功することで、日本の海運業界は持続可能な未来へ向けた一歩を踏み出すことが期待されます。今後の進展が楽しみです。