ミズノが2025年12月20日に、運輸業や建設業、製造業など水や油で滑りやすい環境で働く現場作業者向けのワークシューズ「オールマイティ HV」シリーズをミズノ公式オンラインで発売します。このシリーズは、JSAA制定のプロテクティブスニーカー規格における普通作業用(A種)に認定されています。
令和7年5月に発表された厚生労働省の「労働死傷者病報告」によると、休業4日以上の労働者の死傷者数は4年連続で増加傾向にあり、特に転倒による事故が多く、労働災害対策がより一層求められています。このような背景から、ミズノは「オールマイティ HV」シリーズの開発に努めたのです。
このシリーズには、日進ゴム株式会社の『Hyper V®ソール』が採用されており、これにより高い耐滑性が実現されています。Hyper V®ソールは独自のV字重層構造を持ち、滑りやすい地面から液体を排水しやすい設計にされているため、摩擦力が向上しグリップ性も高まります。
さらに、ミッドソールには「MIZUNO ENERZY NXT」を採用。これはランニングシューズに用いられる高機能素材で、クッション性と反発性に優れています。立ち仕事や移動が多い現場でも、快適な足元環境を提供します。
日進ゴムは1932年に創業し、地下足袋の製造から始まった企業で、現在はゴム素材の開発や関連製品の製造販売を手掛けています。彼らの独自開発のHyper V®ソールを搭載した作業靴は、累計で1,300万足以上を販売しており、多くの作業現場で信頼されています。また、2024年には労働災害防止に貢献した企業として厚生労働省から「SAFE CONSORTIUM AWARD」のブロンズ賞を受賞しています。
ミズノは1997年からスポーツ品開発の技術を生かし、企業向けのユニフォームを企画・販売する専門部門を設置し、これまでに約1,600社への納品実績があります。2016年以降は本格的にワークシューズやワークアパレルの展開を進め、2019年にはワークビジネス事業部を新設しました。今後も様々な業種に向けて商品ラインナップを強化し、2027年度には200億円の売上を目指しています。
「オールマイティ HV」シリーズの販売目標は4,200足。労働環境の安全性を高めるために、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
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