ミャンマーにおける日本語教育の強化と特定技能外国人材の採用支援拡大
株式会社TCJグローバルは、ミャンマーの日本語教育機関Kiraboshi Co., Ltd.との業務提携を発表しました。この提携は、日本国内の法人企業向けに特定技能を含む外国人材の採用支援を拡大することを目的としています。これにより、特に日本語教育と人材紹介の体制が強化され、今後のサービスの質が向上することが期待されています。
海外展開と業務提携の背景
TCJグローバルは、1988年に設立されて以来、80か国以上から多くの留学生や就労者に対して質の高い日本語教育を提供してきました。その実績には、ISO29991:2020認証の獲得も含まれており、国際基準を満たした教育サービスを展開しています。最近、日本国内では労働人口の不足が深刻化しており、特定技能を中心とした外国人材の受け入れニーズが高まっています。TCJグローバルは、日本語教育や人材育成に関する豊富な経験を活かし、法人企業の多様なニーズに応える戦略を展開しています。
ミャンマー人材が選ばれる理由
1. 人口と若年労働力
ミャンマーの人口は2025年には約5,500万人に達する見込みで、その68%が労働年齢人口です。特に平均年齢が約29歳と若く、今後も安定した労働力供給が期待されています。近年、農業型経済から製造業やサービス業へのシフトが進み、海外での就労に対する関心も高まっています。
2. 在留ミャンマー人の急増
日本国内の在留ミャンマー人は2024年には約8万人に達し、過去10年で約6倍に増加しました。特に製造業や介護、外食産業で多くの若手人材が活躍しています。人生観や文化が日本に親しみやすく、適応性が高いことも評価されています。
3. 誠実で素朴な国民性
ミャンマー人は、穏やかで誠実な性格を持ち、礼儀を重んじる文化があります。また、日本語学習への意欲も高いです。日本語能力試験の受験者数は年々増加しており、日本に来る前から一定の日本語能力を持つ人材も増えています。これらの特徴は、職場でも高く評価される理由の一つです。
提携の概要
この提携によって、TCJグローバルは次のような支援体制を強化します:
- - 日本語学習教材や教授法の提供による現地での教育体制の強化。
- - 日本への就労や留学希望者への支援。
- - 法人企業向けに特定技能を中心とした外国人材の紹介サービスの運営。
これにより、両社の強みと経験を活かし、日本での就労を希望するミャンマー人の募集や教育の質が向上することが期待されています。
今後の展望
TCJグローバルは、ミャンマーでの日本語教育と就労、留学サービスの向上を図り、市場シェアの拡大を目指します。また、中長期的には他の海外市場への参入を視野に入れ、さらなる事業の拡大を計画しています。TCJグローバルは日本語教育のリーディングカンパニーとして、グローバルな事業の拡大にも寄与し、社会問題の解決に貢献することを目指しています。
会社概要
Kiraboshi Co., Ltd.
- - 所在地:No.87 (Room No.202-B) Ayeyarwaddy Street, Alone Township, Yangon, Myanmar
- - 代表者:Yi Yi Mon
- - 事業内容:ミャンマーにおける日本語教育および留学・就労者紹介事業。
株式会社TCJグローバル(旧東京中央日本語学院)
- - 所在地:東京都新宿区信濃町35煉瓦館2F
- - 代表者:中澤 匠
- - 事業内容:外国人留学生向け進学・就職日本語コースの運営など。
- - URL:TCJグローバル