博報堂と博報堂DYメディアパートナーズ、LGBTQ+への取り組みで最高評価
日本の広告業界を代表する企業、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズが、LGBTQ+への配慮と積極的な取り組みが評価され、一般社団法人work with Prideが策定した「PRIDE指標2024」において最高評価のゴールドを受賞しました。
このPRIDE指標は、性的マイノリティが働きやすい職場環境の実現を目指し、企業の取り組みを評価する日本で初めての指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)という5つの項目から構成され、各項目の達成度によってゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で評価されます。
博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは、今回の受賞において、全項目で高い評価を得たとのこと。具体的な取り組みとしては、LGBTQ+に関する理解促進のための社内研修の実施、相談窓口の設置、そして配偶者要件の拡大や人事制度・福利厚生の充実などが挙げられます。これらを通して、社員一人ひとりが性的指向やジェンダーアイデンティティに関わらず、安心して能力を発揮できる環境を整備することに注力してきたことが評価されたと言えるでしょう。
両社は、多様な人材がそれぞれの個性を活かして活躍できるインクルーシブな職場環境の構築に力を入れており、今回の受賞は、その取り組みの成果を示すものと言えるでしょう。
今回の受賞を機に、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは、さらなるLGBTQ+への理解促進、そして多様な人材が活躍できる環境整備に尽力していくと表明しています。これは、企業の社会的責任を果たす上でも重要な取り組みであり、他の企業にとっても模範となる存在となるでしょう。
今後、両社がどのような取り組みを展開していくのか、そして日本の企業がLGBTQ+への理解を深め、より多様性を受け入れる社会を構築していく上で、どのような役割を果たしていくのかに注目が集まります。
PRIDE指標とは?
PRIDE指標は、企業や団体のLGBTQ+への取り組みを評価する指標として2016年に策定されました。5つの項目で構成されており、企業がLGBTQ+に配慮した取り組みを行っているかを多角的に評価します。この指標は、LGBTQ+の権利擁護や多様性のある社会の実現に貢献する重要な役割を果たしています。
今後の展望
博報堂と博報堂DYメディアパートナーズの今後の取り組みは、日本の企業におけるLGBTQ+への対応のあり方において、大きな影響を与える可能性があります。
彼らが、今後どのような施策を実行し、どのような成果を挙げていくのか、そして他の企業がどのようにその取り組みを参考に、自社のLGBTQ+への対応を改善していくのか、今後の展開に注目していきたいところです。
多様性を尊重し、誰もが働きやすい社会の実現に向けた企業の努力は、社会全体の進歩に大きく貢献します。