小田急新宿西口ハルク、CO2削減に貢献する新システム導入
IoTプラットフォームを手掛けるcynaps株式会社(シナプス)は、小田急グループの商業施設である新宿西口ハルクに対して、画期的なビルオートメーション・システム「BA CLOUD」を導入しました。これにより、環境負荷を大幅に削減することに成功しました。
環境への配慮
小田急グループは「カーボンニュートラル2050」を目指しており、この取り組みの一環として「BA CLOUD」が導入されました。実際に、このシステムを導入した半年間で、約37トンものCO2削減を達成。これは年間に換算すると約74トンにも相当し、杉の木約8,400本が1年間に吸収する量と同等です。
センサー活用による換気制御
新宿西口ハルクでは、地下1階から8階の各フロアに8台のセンサーと3台のインバーターを設置しました。これにより、各売り場やレストランエリアでの換気制御が可能になります。具体的には、換気制御をしない通常運転と、換気量を10%削減した省エネ運転に分けて効果を測定。省エネ運転では、実際に59%の電力使用量削減が確認され、同時にビル管理法が求める環境基準も満たされていることが確認されました。
IoTの進化
従来の業務用空調はON/OFFの切り替えのみですが、cynapsのIoTインバーター制御技術は、リアルタイムで空気環境に応じた換気量の調整が実現可能です。このことにより、無駄なエネルギー消費を最大限に減らし、快適な空間を維持することができます。
今後の展望
株式会社小田急SCディベロップメントの三上真司氏は、「BA CLOUD」の導入によって、従来のシステムでは難しい制御が可能になったと述べています。エネルギーの可視化も可能になり、導入効果が明確化されたことで、今後の環境負荷低減に向けて大幅な改善が期待されます。
シンプルな料金体系
「BA CLOUD」は、換気状態をリアルタイムで監視し、自動で制御を行うシステムです。約1,000ヶ所への導入実績があり、様々な規模の建物に対応します。また、料金体系は削減された電気代の一部を支払うモデルとなっているため、新たな初期コストが生じません。さらに、換気設備の故障や老朽化を早期に検知する機能も持ち合わせています。
まとめ
新宿西口ハルクの「BA CLOUD」の導入は、環境に配慮した取り組みの一つとして注目されています。今後もこのような技術革新が進むことで、カーボンニュートラルの実現に向けた一歩となるでしょう。cynapsは、さらなる効率化と快適な環境づくりに貢献していくことでしょう。