近年、花粉症は多くの人々の悩みの一つとして挙げられており、特に春先にはその影響を受ける人が増加します。これに対処するため、株式会社電響社は新しい技術「OXY MIST(オキシミスト)」を開発しました。この技術は、オゾンによる加湿の組み合わせで、花粉アレルゲンを効果的に制御するものです。
電響社は、大阪市浪速区に本社を置き、近年の衛生意識の高まりを受けて、花粉によるアレルゲン防止に特化した技術の開発に取り組んでいます。特定非営利活動法人 日本オゾン協会にも加盟しており、第三者機関と共同でオゾン効果の評価検証を行っています。これにより、安全性や効果が保証された技術を提供することが可能になります。
「OXY MIST技術」は、オゾン生成技術とオゾン濃度コントロール技術、さらに水の粒径を考慮した加湿方法を融合させたものです。これにより、強い酸化力を持つオゾンが水分と結びつき、花粉アレルゲンの抑制や菌、ニオイへの効果が期待されます。特に水の粒径に応じた効果の違いを検証し、最も適した条件で加湿されることで、その効果を最大限に引き出しています。
さらに、電響社は「OXY MIST」技術に対して、一般社団法人 防災安全協会から「防災製品等推奨品」の認証を取得しました。このマークは、防災製品の安全性と品質が確認されたことを示し、消費者に安心感を提供します。
また、電響社は2023年4月からマクセル株式会社とのライセンス契約を結び、マクセルブランドでの製造・販売を行っています。この技術は、今後発売されるマクセルブランド製品にも組み込まれ、消費者の快適な生活をサポートします。
実際に行われた試験では、付着したスギ花粉やアンモニア臭、浮遊菌に対する抑制性能が確認されており、その効果は多面的に評価されています。この技術を使った製品が市場に出ることで、花粉症への新しい対策が消費者の手に届くことが期待されています。
電響社は、「消費者第一主義」を掲げ、今後も顧客のニーズに応じた製品開発を行い、より快適な生活環境を提供することに努めていく方針です。私たちの日常生活において、この新技術がどのように役立つのか、非常に楽しみです。
電響社の公式ウェブサイトなどで最新情報が公開されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。