新茶のシーズン到来！ふるさと納税お礼品ランキング登場

4月、全国各地で新茶のシーズンがやってきました。農林水産省によると、2024年の荒茶の生産量は、静岡県が65年間連続での全国1位を更新することなく鹿児島県が初めて1位を獲得したというニュースが流れ、茶業界に新たな風を吹き込んでいます。しかし、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」が発表した2024年の茶葉お礼品の寄付件数データによると、静岡県の人気が再び強く、茶葉お礼品ランキングで静岡県が堂々の1位を獲得しました。

鹿児島県は、近年お茶の生産が急増しており、2022年から2024年にかけて、茶葉お礼品の登録数が2倍以上に増加したことが伺えます。鹿児島県で特に有名な「知覧茶」は、その爽やかな香りとまろやかな甘味、深みのある味わいから多くの支持を集めています。

ランキングの中で、鹿児島県が2位にランクインしており、3位には「宇治茶」で知られる京都府、4位は「八女茶」で名を馳せる福岡県が続きました。5位の石川県の「加賀棒茶」も注目を集めており、様々なお茶産地が魅力を発揮しています。

加えて、2024年の「茶葉・ティーバッグ」カテゴリにおいて、1位から4位までは全て緑茶が占めており、緑茶の人気が高まる兆しが見えています。この現象は、茶葉の需要が高まっていることを示していると同時に、全国各地の銘茶への興味を喚起しています。少し前までは静岡県が不動の1位でしたが、鹿児島県の急成長は無視できないものとなっています。

実際の人気お礼品として、静岡県掛川市より提供される「御家庭用サイズ掛川深蒸し茶300g×5袋セット」という商品が挙げられます。10,000円の寄付で、合計1.5kgのお茶を受け取ることが可能で、熱湯でも手軽に美味しく淹れることができる点が評価されています。寄付者からは、「お茶が好きな祖父母へのプレゼントとして寄付しました」といったレビューも寄せられており、満足した方々の声が多く聞かれます。

続いて人気の高いお礼品には、福岡県朝倉市の「八女茶訳あり品八女星野茶深蒸し茶1100g」があります。11,000円の寄付で手に入るこのスリムなお茶は、気候条件が整った八女地区で生産されたもの。独特の甘味が特徴で、香りにも満足感があります。レビューも良好で、「香りが良く、深みのあるお茶」とのコメントが寄せられています。

鹿児島県南九州市からは「知覧緑茶ティーバッグ500g×2本」というお礼品も人気です。こちらも10,000円の寄付で入手でき、新茶の爽やかな香りが楽しめるものとなっています。さらに、京都府木津川市のお茶詰合せセットや、石川県のほうじ茶など、各地の特色豊かな茶葉が寄付者を魅了しています。

新茶に寄付件数が集中するこの時期は、ふるさと納税を通じて自宅でも多様なお茶を楽しむ絶好の機会です。寄付者がそれぞれの地域の銘茶を味わうことを通じて、地域振興にもつながるのです。

「さとふる」の統計でも、2024年12月には前年同月比で寄付件数が約1.4倍に増加しており、特に新茶がつくお礼品は4月や5月に寄付件数が2～3倍以上に増加する傾向が見られました。これは、各地の特色ある銘茶を求める動きが活発化していることを示しています。

新茶のシーズンが到来し、様々な地方の銘茶を通じて、地域の魅力を再発見する、また地域とのつながりを意識する機会となるでしょう。ふるさと納税を活用した新たな茶体験、是非お試しください。