発達障害児支援の新たな道標
デコボコベース株式会社が運営する「凸凹ガイド」が、2025年に特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する「キッズデザイン賞」を受賞した。このサービスは、発達障害を持つ子どもたちのために、保護者が最適な支援施設を見つける際の大きな助けとなっている。
キッズデザイン賞とは
キッズデザイン賞は、子どもたちの安全、感性や創造性の育成、育児環境の充実に寄与する優れた製品やサービスを表彰するもの。具体的には、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちの感性や創造性を育む」「子どもを安心して産み育てられる社会の構築」という三つの理念に基づいている。これにより、社会全体が子どもたちの成長を支えるデザインやサービスが評価される。
「凸凹ガイド」の特長
「凸凹ガイド」は、発達障害を持つ子ども一人ひとりの特性に基づいた支援施設を簡単に見つけられる情報ポータルサイトだ。詳細な検索機能を活用することで、保護者は安心して自分の子どもに合った事業所を見つけることができる。8月1日現在、約20,000件の施設が掲載されており、その数は今後も増加が見込まれている。
受賞した部門は「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」。事業所探しに掛かる時間と労力を大幅に削減する革新的なサービスとして評価され、今後ますますの活用が期待される。
デコボコベース株式会社の取り組み
デコボコベース株式会社は、創業以来、「ソーシャルインパクト」の最大化をビジョンに掲げ、社会的使命を重要視してきた。現在、障害福祉業界では初めてB Corp™認証を取得し、その理念を実現する取り組みとして評価されている。
「凸凹ガイド」の受賞は、子どもたちとその保護者により良い未来を提供するための重要なデザインとして認められたことを意味する。今後は、掲載される事業所の数を増やすだけでなく、行政とも連携を深め、誰もが使いやすい情報プラットフォームに成長させることを目指す。
コメント
デコボコベース株式会社の「凸凹ガイド」の責任者である山内靖之氏は、今回の受賞について「大変光栄です。このサービスは、事業所探しに苦労する保護者の方々に寄り添えればという想いから生まれました。これを励みに、今後とも『“さがす”をもっと快適に。』というポリシーで、幅広い選択肢を提供できる環境を整えて参ります」と述べている。
まとめ
「凸凹ガイド」は、発達障害児の支援において重要な役割を果たし、今後もより多くの子どもたちとその保護者の助けになることが期待されている。社会全体が子どもたちを支える環境を整えるために、多くの人々がこのサービスを利用することを願いたい。