江戸川区が示した介護DXの未来
東京都江戸川区は「ケアプランデータ連携システム」の導入率が62%に達し、特に人口10万人以上の都市でのトップクラスとなりました。この成果は、介護福祉分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する株式会社善光総合研究所によるものです。今回の取り組みは、自治体の強力な指導の元で多くの介護サービス事業者が参加し、業務の効率化、職員のやりがいの向上に繋がっています。
事業の詳細
このプログラムは「令和7年度 ケアプランデータ連携システム活用促進支援事業」として、江戸川区の依頼を受けて善光総研が実施しました。技術的な障壁を含む従来のシステムにおける手間を軽減するため、NPO法人タダカヨと協力して伴走型支援を行い、受託した地域事業者数681件の内257件の導入支援を成功させました。
目標を上回る成果
最初の目標は200件の支援でしたが、実際には274件の支援を行いました。業務を行う中で、区内の居宅介護支援事業所と介護サービス事業所でのシステム導入率が62%を超え、地域全体による連携基盤が形成されました。これは全国的にも珍しい成功例であり、地域のネットワークが強化される結果をもたらしました。
定量的な業務効率化
善光総研は導入事業所の業務分析を行い、具体的な数値での効果を確認しました。例えば、予定・実績入力の作業時間は月間平均で約16.7分削減され、書類持参やFAXの削減も実現。トータルで物理的な作業時間が大幅に減少しました。さらに、月間わずか13.4分でシステムの操作が完了するため、高い投資対効果も得られています。
職員の意識変化
また、職員の意識にも変化が現れました。アンケートでは、58%が「やりがいが増した」と答え、54%が「残業時間が減った」と実感しています。73%が今後もこのシステムを利用したいと願っており、働き方の改善に向けて前向きな姿勢が伺えます。
今後の展望
江戸川区の成功事例をもとに、今後はこの「江戸川区モデル」を全国へ展開していく事を目指しています。この事業は、デジタル技術の導入による生産性向上だけではなく、職員のやりがいにも寄与することが示されました。善光総研は、全国の自治体や法人と連携し、介護業界の持続可能な体制を確立するための取り組みを強化していきます。
株式会社善光総合研究所のご紹介
本社を東京都港区に構える善光総合研究所は、介護業務支援システムの開発・販売やデジタル人材育成事業など、幅広いサービスを提供しています。今回の取組みを通じて、介護DXの必要性とその効果を広めていく所存です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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