NAGASEグループ、インド市場に新たな挑戦
長瀬産業株式会社は、新たな合弁会社『NAGASE WAHLEE INDIA PRIVATE LIMITED』を設立し、インド市場の樹脂販売を強化することを発表しました。この合弁会社は、長華塑膠股份有限公司(NWP)とNagase India Private Limited(NIN)の共同プロジェクトであり、2025年6月にバンガロールで営業を開始します。
インド市場の急成長
最近、インド市場は急速に成長しています。特に、EMS企業(Electronics Manufacturing Service)を中心に、中国や台湾の企業が続々と進出しています。マーケットリサーチによると、今後5年間でインド市場は5倍以上に成長することが予想されています。この成長の波に乗り、NAGASEグループはインドでの樹脂販売を強化し、ビジネスチャンスを最大限に活かす狙いです。
合弁会社の特徴
設立される『NAGASE WAHLEE INDIA』は、樹脂の輸出入と販売を専門に扱います。NWPは台湾でエンジニアリングプラスチックの主要なディストリビューターとして知られており、その経験と知識をインド市場に活かします。一方、NINはインド国内の法規制や商習慣に精通しており、インド市場への進出をサポートします。この相乗効果により、両社はインドでの新たなビジネスニーズを捉え、成長を目指します。
長瀬産業のビジョン
長瀬産業は、今後も世界中でのものづくりに貢献することを目指しています。商社、製造、研究開発の各機能を駆使し、顧客の課題を素材を通じて解決することに注力しています。新合弁会社の設立により、インド市場における樹脂事業を本格化させ、さらにグローバルな展開を推進するとともに、安心・安全で温もりのある社会の実現に向けた取り組みを強化します。
問い合わせ先
このプロジェクトに関する問い合わせは、長瀬産業のポリマーグローバルアカウント事業部またはコーポレートリレーション部を通じて行うことができます。
長瀬産業はこれまでのアジア・パシフィックでの経験を基に、インド市場でも確固たる地位を築くことを目指しています。新しい合弁会社がどのようにインド市場で成功を収めるか、今後の展開に注目が集まります。