神原汽船とGlobal CharteringがLNG二元燃料船の契約を締結

神原汽船とGlobal CharteringがLNG二元燃料ばら積み貨物船の契約を締結



日本の海運業界において、新たな動きがありました。神原汽船株式会社がGlobal Chartering Limitedと、LNG二元燃料を利用したばら積み貨物船KAMSARMAXの定期傭船契約を締結しました。この契約は、環境への配慮が高まる中での重要な一歩となるでしょう。

環境負荷低減に向けてのパートナーシップ



この新しいKAMSARMAX船は、LNG燃料または重油を使用できる二元燃料システムを備えており、さらにはe-LNGやバイオLNGといった代替燃料にも対応できるよう設計されています。これは、世界的な環境規制の強化が進む中、よりクリーンで低炭素な海上輸送を実現するための重要な要素です。

神原汽船の代表取締役社長である神原宏達氏は、この契約について「本船の優れた環境性能とGlobal Charteringの卓越したオペレーション能力が融合することで、海運業界における環境負荷の低減と持続可能な国際物流の推進が実現する」と述べています。彼はさらに、次世代燃料船の導入を加速し、経済性を両立させたサービスを提供することで、地球環境へ貢献する意義を強調しています。

サステナビリティへの取り組み



Global Charteringの最高経営責任者Yannis Haramis氏もこの契約についてコメントを寄せています。彼は、神原汽船との提携が同社のサステナビリティ戦略において重要なマイルストーンであるとし、自社の運航における専門性と神原汽船の高性能な船隊を融合させることでより持続可能な海運の基盤を築くことを目指すと述べています。

神原汽船の歴史と展望



神原汽船株式会社は1903年に創業し、100年以上にわたる実績を有します。常石グループの一員として、日中航路を中心に、上海を起点にインド、オーストラリア、中東などへの定期コンテナ輸送や、鉱物資源、完成車、穀物などの不定期船事業を展開しています。アジアだけでなく、世界中のライフラインを支える役割を果たしています。

神原社長は、持続可能な物流の未来に向けて、新しい技術の導入やサービスの改善に努めていくと語りました。神原汽船は今後も地域の活性化と経済の発展に貢献すべく、持続可能な海運の実現に向けた取り組みを続けていくことでしょう。

Global Charteringについて



一方、Global Chartering Limitedは、ArcelorMittal社とDryLog社の共同出資によって設立された企業であり、ドライバルク輸送サービスのリーディングプロバイダーとして知られています。彼らも海運業界での革新、信頼性、持続可能性を重視し、地球環境に配慮した海運ソリューションを提供しています。

今後、神原汽船とGlobal Charteringの協力がどのように海運業界に変革をもたらすのか、注目が集まります。

会社情報

会社名
ツネイシホールディングス株式会社
住所
広島県福山市沼隈町常石1083
電話番号
084-987-4915

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