ローコードWMS「INTER-STOCK」の新機能が物流の革新を実現
株式会社オンザリンクス(本社:広島県広島市中区)が提供するローコード対応の倉庫管理システム「INTER-STOCK」に、新しい機能が追加されることが発表されました。2025年12月15日からの提供開始で、製造業向けに特化したこのシステムは企業の物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を新たに加速します。
INTER-STOCKの特徴と利点
INTER-STOCKは、業務パッケージシステムながらそのソースコードが完全に公開されており、ユーザー自身が直接カスタマイズを行うことが可能です。特に、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作ができるため、製造業現場での迅速なシステム改善が実現します。これにより、カイゼン文化をデジタル領域に持ち込み、実際の業務で求められる機能をユーザーが自ら導入することができます。
新機能の追加背景
特に製造業においては、WMS導入時に「理想と現実のギャップ」と呼ばれる問題が多くの企業で発生しています。"
またカスタマイズ費用ですか..."という声が多く、システム導入が本来の目的から逸れることもしばしばです。これに対して、オンザリンクスはユーザーから寄せられた声に真摯に向き合い、業務改善を目的とした柔軟なシステムへのニーズに応える形で新機能の開発に着手しました。
新機能1: データマッピング機能
取引先ごとに異なるデータ連携の設定をユーザーが画面上で記憶・設定・保存できる機能です。これまで新規取引先が増えるたびに発生していたカスタマイズ費用や開発期間に関する課題を解消し、ユーザー自身が手軽に設定できるようになります。具体的には、製造業A社ではこれまで年間300万円かかっていたカスタマイズ費用が、本機能の導入により実質ゼロ円となる見込みです。
新機能2: 在庫引当設定機能
この機能は、ブラウザ上で直感的に複雑な在庫引当ルールを設定・変更することを可能にします。先入れ先出しや賞味期限優先など、特定の条件に基づいた管理が、プログラミング無しで実施可能です。食品製造業B社においては、これまで業務運用の中で高額なカスタマイズを要していたことが、本機能導入後に担当者の短時間での設定変更に置き換わり、「現場の裁量で即座に対応できる物流」を実現しました。
無料オンラインセミナーの開催
新機能の活用法については、2026年1月20日(火)に無料のオンラインセミナーが開催予定です。製造業や物流事業者の経営者やシステム担当者が対象となり、新機能のデモンストレーションや導入企業の成功事例が紹介されます。詳細な内容は公式ウェブサイトで確認できます。
今後の展望
オンザリンクスは「テクノロジーで世界をもっとやさしく、あたらしく」という理念のもと、ユーザーの声を反映した製品開発を続けていくとしています。2026年には、AI需要予測機能との連携を強化し、さらに直感的なUIの改善が計画されています。また、エンジニア資源を持つ企業向けにはカスタマイズの自由度を高めるような取り組みも進めるとのことです。
会社概要
株式会社オンザリンクスは、物流を革新するソリューションの企画・開発・販売に取り組む企業です。1999年に設立され、現在では22名の従業員が在籍しています。オンラインで提供される「INTER-STOCK」は、製造業のニーズに寄り添ったITソリューションです。
詳細な情報は公式ウェブサイトで確認できるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。