浜名湖うなぎコンテスト
2022-01-06 10:00:10
高校生が挑戦!浜名湖産うなぎの創作料理コンテスト開催中
高校生が挑戦!浜名湖産うなぎの創作料理コンテスト開催中
2023年1月25日まで、静岡県の西部地域において「第2回うな重高校創作料理コンテスト」がオンラインで展開されています。このイベントは、浜名湖でのうなぎ養殖を無償で提供し、高校生たちに「鰻で地域活性化」をテーマにした創作料理を考えてもらうものです。参加者は鰻の各種調理法を選び、地元の食材を持ち寄って、独自の料理を作り上げます。
審査は、地元のうなぎ生産者や飲食店、スーパーの職員で構成された専門家たちによって行われます。コロナ禍にも関わらず、各学校の調理実習室で自由な時間に料理に取り組める点が魅力です。審査は「アイディア力」「調理構成力」「メッセージ力」の3つの観点から行われ、優秀な作品にはグランプリが与えられます。また、一般の人も参加できるファン投票部門や、フードロス対策に関する特別賞も設けられています。
昨年からの参加校数は大幅に増加し、今回は10校57メニューが集結しました。前回の6校23メニューからの成長を反映しています。今年の作品には、高校生ならではの新しい発想が盛り込まれており、例えば鰻を用いたピザや、餃子、さらには韓国料理のキンパに鰻をアレンジしたものなどがあります。特に、地元の特色を活かしたコラボ料理が多く、ストーリー性や独自性が増している点が見どころです。
コンテストの背景には、浜名湖地域の鰻養殖の歴史があります。1900年から始まった鰻の養殖は、昭和時代の終わりには全国1位を誇っていましたが、近年は様々な危機に直面しています。しかし、地域の人々の支えがあり、浜名湖のうなぎは現在も高いブランド力を維持しています。地元では、うなぎを愛する文化が根付いており、「うなぎまつり」などのイベントでも盛り上がりを見せています。
ただし、サステナビリティの観点からも地域を大切にすることが求められています。コンテストを通じて、若者世代に地域名産の大切さや、うなぎ資源の保護についても意識を高めてもらうことが狙いです。生徒たちの間からは「去年参加して本当に良かった。コンテストを通じて多くのことを学び、自信を持って鰻について語りたい」、という声が聞かれるなど、地域の活性化にも繋がっています。
このコンテストでは、ファン投票が2023年1月25日まで実施されており、誰でも無料で参加できます。投票に参加すると、抽選で鰻蒲焼などが当たるチャンスもあり、地域の文化や高校生の創意工夫に触れる良い機会です。ぜひこの機会に、オンライン上で高校生たちの力作を応援してみてはいかがでしょうか。彼らの挑戦は、浜名湖の未来を思い描く新たな一歩となることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
「うなぎの街」プロジェクト実行委員会
- 住所
- 静岡県浜松市西区馬郡町2465浜名湖養魚漁業協同組合内
- 電話番号
-
053-592-0123