ベルルッティの新コレクション
2020-10-26 13:51:55
ベルルッティが贈る特別なホーム&オフィスオブジェコレクション
ベルルッティの新たな試み
ベルルッティは、近年のデザインのトレンドを取り入れながらも、伝統ある技術と素材の魅力を生かした新しいホーム&オフィスオブジェコレクションを発表しました。このコレクションは、ヨーロッパの名門メーカーとのコラボレーションによって生まれたものです。結果として、1950年代から2000年代にかけてのデザインが融合した作品群となっています。
名工たちとのコラボレーション
このコレクションでは、カール・オーボック工房やサン・ロレンツォ、さらにはサイモン・ハッサンといった著名なブランドとのコラボレーションが実現しました。カール・オーボック工房は、19世紀後半にウィーンで設立された真鍮工房で、この工房の作品は、その後のデザインに多大な影響を与え続けています。また、サン・ロレンツォは、革新的な銀製品のデザインを特徴としており、ハッサンは中世の技術を用いた創造的なレザー製品を手がけています。
コレクションの魅力
新しいコレクションには、実際にオーボック2世が1951年にデザインした真鍮製のマガジンラックやレターオープナーなど、歴史を感じさせるアイテムが多数含まれています。その魅力は、ベルルッティの象徴でもあるヴェネチアレザーを用いた手仕上げによるもので、伝統的な技法を用いて、一つ一つ手作業で仕上げられています。
特に注目すべきは、サイモン・ハッサンが手掛けたレザー花瓶です。これは、15世紀の手工業技術を用いた画期的な作品で、レザーと金属を組み合わせることで、新しい形と機能を実現しました。定番のスタイルに新たな風を吹き込み、どんな空間にも調和する逸品です。
デザインに込められた思い
クリエイティブ・ディレクターのクリス・ヴァン・アッシュは、このコレクションのスタート地点に、豊かなクラフツマンシップを形成するために熟練した職人を求めることが大切だと強調しました。彼は、これまでのベルルッティの製品が持つ魅力を新たに息吹き込むことに成功したと考えています。
コレクションに含まれる各作品は、ただの製品にとどまらず、若い世代にも訴求するデザインとして展開されており、時代を超えた魅力を持っています。例えば、アフラ&トビア・スカルパによる1996年発表のカルトッチョボウルは、単なる器としての機能以上の何かを求める現代人にぴったりのアイテムと言えるでしょう。
製品情報と取扱店
新しいホーム&オフィスオブジェコレクションは、全世界のベルルッティの直営店舗で取り扱いが開始され、製品のラインナップにはレターホルダー、マガジンラック、デスクパッドなど多種多様なアイテムが揃っています。価格も様々で、レターホルダーが189,000円から、マガジンラックは456,000円、さらにはレザー花瓶が346,000円という価格帯で販売されています。
東京の銀座並木通りには、ベルルッティの直営店舗も存在し、実際にアイテムを手に取ることが可能です。魅力的なデザインと質感を体験するために、訪れてみる価値は十分です。
ベルルッティは1895年に創業以来、伝統を踏まえつつも常に新しい取り組みを続けています。今回の新しいコレクションも、その一環として位置づけられ、今後の展開にも期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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ベルルッティジャパン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区隼町3-163F
- 電話番号
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