デジタルピッキング革命!
株式会社アイオイ・システムが、新たに登場した無線表示器「NW2991-JP」の発売を発表しました。この製品は、物流や製造業に特化した低消費電力タイプで、驚異的なバッテリー寿命1年を実現しています。2025年10月1日から受注販売が開始され、すでに中国では高い評価を得ているとのこと。
デジタルピッキング表示器とは?
デジタルピッキング表示器は、物流倉庫や工場におけるピッキングや仕分け作業を効率化するための重要なツールです。設置が容易な無線タイプであり、台車やピッキングカート、さらには搬送ロボットにまで取り付けることができます。
このシステムを導入することで、作業者への指示が視覚的にわかりやすく提示され、また省電力なための長寿命バッテリーの採用により、メンテナンスの手間も大幅に削減されます。これにより、特に人手不足が懸念される今日の状況において、業務の効率化と負担軽減に非常に寄与しています。
近年の作業環境の変化
物流業界は近年、多品種少量生産と短納期の要求に直面しています。これに伴い、業務はますます複雑化し、それが効率の低下やヒューマンエラーの発生を招いています。「NW2991-JP」はこうした課題を解決すべく設計されました。作業の標準化やミスの削減が期待されます。
導入事例
特に注目すべきは、広汽トヨタ自動車有限会社における導入例です。ここでは、多数人による同時ピッキング作業を支援する機能はもちろん、一人作業に特化したモデルもラインアップに追加され、ユーザーのニーズに応えているとのこと。これにより、業務のスピードと効率が大きく向上しています。
NW2991-JPの特徴
1. 低消費電力と長寿命
この新しい無線表示器は、低消費電力設計で電池寿命が1年。この特長は、頻繁な電池交換や充電作業の負担を相当程度軽減し、現場の経済性を高めます。
2. システム拡張性
また、既存の有線表示器と混在して使用することができるため、急なレイアウト変更や設備増設にも素早く対応できます。親機(NW2990-JP)を追加するだけでスムーズに無線環境に移行可能です。
3. 高速レスポンス
作業指示の伝達遅延がほぼないため、ピッキング効率が飛躍的に向上します。さらに、文字やバーコードの表示も可能ですので、業務の効率化に直結します。
4. 安定した通信環境
920MHzの帯域を利用し、多くの障害物がある環境でも安定した通信が可能です。免許不要の周波数帯を利用しているため、導入コストの削減にも寄与します。
国際物流総合展への出展
株式会社アイオイ・システムは、TOPPANグループの一員として、2025年9月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展 2025 第4回 INNOVATION EXPO」に出展します。このブースでは最新の省人化ソリューションを展示し、実際に「NW2991-JP」を体験していただけます。
開催概要
- - 会期:2025年9月10日(水)~9月12日(金)
- - 会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東4-8ホール
- - ブース番号:5-907 (TOPPANグループブース、東展示棟5ホール)
- - 公式サイト:国際物流総合展
アイオイ・システムについて
株式会社アイオイ・システムは、革新性を重視し、物流・製造業のDXを支援する製品を世界中に提供しています。東京都品川区に本社を置き、物流、製造関連のシステムや機器の設計・開発・販売・メンテナンスを行っています。