「フィードフォワードの日」正式制定
一般社団法人フィードフォワード協会が、4月10日を「フィードフォワードの日」として認定されたことをご存知でしょうか。この日が制定された背景には、未来志向の考え方を広め、人々が前向きに行動するきっかけを提供するという目的があります。設立が2018年4月10日であることを意味する「フィードフォ(4)ワード(10)」という語呂合わせも非常にユニークです。
フィードフォワードとは
フィードフォワードとは、「過去を反省するよりも未来に向かって進む力を得る」という姿勢を指します。このアプローチは、企業のリーダーシップや教育現場でも注目されており、前向きなコミュニケーションを通じて行動変容を促し、具体的な未来の変化を生む手法として評価されています。
協会の代表理事、久野和禎氏は、自身の営業職としての経験をもとに「フィードフォワード」を確立しました。彼は、過去の行動を振り返るだけの会議よりも、「来週はどうしたいか」と未来に焦点を当てる方が効果的であると実感したのです。
背景ときっかけ
ある金曜日の夕方、久野氏は仲間とともに「今週はどうだったのか」という詰める会議に参加していましたが、彼自身は「来週はどうするか」という未来の話題を持ち出したいと思いました。しかし、会議の形式を変えることはできず、まずは自身だけでも未来志向を持って行動することを決意しました。これにより、営業成績が一位となる成果を上げることができました。
その後、管理職となった彼は、未来に関する質問を取り入れた会議スタイルを導入しました。すると、部下たちも自然と前向きな行動を始め、チーム全体の成果も上昇しました。
この経験から、彼は「未来を見据えたコミュニケーションによって、誰もがモチベーションを持って取り組める」という確信を得ました。それを基に、未来思考を促進する「フィードフォワード」の手法を考案したのです。
フィードフォワード協会の目的と活動
協会のミッションは、「子どもたちが目をキラキラと輝かせて夢を語れる世界を実現する」ことです。ビジョンとしては、すべての子どもたちにフィードフォワードを無償で届けることを目指しています。
活動内容には、絵本やカードの制作、スポーツチームの支援などが含まれており、個人や組織の未来思考を推進するためのプログラムを提供しています。特に注目すべきは、未来志向の絵本や体験型のカードゲームです。
記念イベントについて
「フィードフォワードの日」を祝う記念セレモニーが2025年4月20日(日)に開催される予定です。このイベントでは、久野氏の他にも著名な作家やプロデューサーが登壇し、特別対談を行います。また、会場参加者には「フィードフォワードカード」と「フィードフォワード絵本」がプレゼントされる特典も用意されています。
参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。興味のある方はぜひ詳細をご確認ください。
終わりに
「フィードフォワードの日」は、未来に目を向けることの重要性を再認識させてくれる特別な日です。過去を振り返らず、未来に進む力を得ることで、私たち全員がより良い未来を築くことにつながります。日常生活や仕事にフィードフォワードを取り入れて、未来に向かって一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。