FUJIが新たに開設したショールーム
株式会社FUJIは、グループ会社であるFUJI MACHINE CHINA CO., LTD(FMC)と共に、中国東莞に新たに移転した事務所を強化し、ショールームを拡張しました。2024年9月25日には、100名以上の関係者を迎え、竣工セレモニーが行われました。この新しい拠点は、今後セミナーや顧客向けのプライベートショーの開催に活用される予定です。
自動化提案の強化
新しいショールームでは、FUJIの最新機種「NXTR」を使った生産フロアの自動化システムが展示されています。「NXTR」は、電子基板に部品を組み付けるための最先端のロボットであり、自動化およびデジタルトランスフォーメーション(DX)技術を駆使した「スマートファクトリー構想」の一環として開発されたものです。この設備により、東莞事務所は手挿入部品の基板組付け工程の自動化にも対応が可能となりました。
人手不足や人件費の高騰といった課題を背景に、FUJIの自動化提案は今まで以上に重要性を増しています。デモンストレーションも随時行い、来場者に最新技術の実際の導入効果を体験してもらうことができます。
未来に向けた取り組み
FUJIは、自社の営業戦略に基づき、ショールームを通じて最新鋭の自動化システムを広く提供し、顧客のニーズに応じた提案力向上を目指しています。今後も中国市場を含むグローバルな展開を進め、自動化需要の高まりに応じたソリューションを提供していく予定です。新ショールームは、現地のビジネスパートナーとの関係構築にも寄与するでしょう。
会社概要と今後の展開
株式会社FUJIは、1959年に設立され、愛知県知立市に本社を構えています。代表取締役社長は五十棲丈二氏で、電子部品実装ロボットや工作機械の開発、製造、販売を手掛けています。FUJI MACHINE CHINA CO., LTDは、東莞に拠点を置き中国市場での重要な役割を担っています。
このようにFUJIが行っている事業拡大と技術革新は、市場のトレンドにしっかりと対応しており、今後の成長が非常に期待されています。