茨城ロボッツ10周年:代表取締役社長 川﨑篤之氏が語るクラブの未来像
2024年11月13日、茨城ロボッツは創設から10周年を迎えました。代表取締役社長の川﨑篤之氏は、この節目を迎えられた喜びと感謝の気持ちを表明するとともに、クラブの未来へ向けた壮大なビジョンを語りました。
川﨑氏は、2013年の旧会社経営破綻からの再出発、2016年のチーム名変更、そして2021年のB1昇格という激動の10年間を振り返りました。初代代表の山谷拓志氏が「茨城のバスケットボールを未来へつなぐ」という強い意志のもと、困難を乗り越えてきた歴史は、多くのファンにとって忘れられないものです。
B1昇格後は、二代目社長の西村大介氏のリーダーシップの下、トップリーグにふさわしいクラブ環境が整備されてきました。観客動員数や売上は増加し、水戸市との連携も強化され、B.LEAGUE PREMIERライセンス獲得に向けて着実に歩を進めてきました。
川﨑氏は、自身が三代目代表として就任したことを「守るべきものを守り、変えるべきものを変える」という強い決意と共に語りました。経営の強化、練習場やアリーナの改修など、チームのさらなる強化を目指した取り組みを進めると同時に、地域開発事業や地域との連携強化にも力を入れていく方針を明らかにしました。
特に注目すべきは、地域開発事業への取り組みです。バスケットボールを軸に、M-SPOやM-GARDENなどの地域開発事業を展開し、さらにLuckyFM茨城放送やパブリックアートとの連携を通じて、地域の魅力を高め、新たな価値を提供していく構想です。
川﨑氏は、茨城ロボッツには「日本一」のファンがいると語り、ファンとの絆を大切にする姿勢を強調しました。かつて数百人だった観客数は今では4,000人を超え、地域全体でロボッツを応援するムードが高まっています。川﨑氏は、ファンからの熱い期待に応えるべく、「I am ROBOTS」と胸を張れる誇り高きチームを作っていくことを誓いました。
茨城ロボッツは、これまで多くの困難を乗り越え、着実に成長を続けてきました。川﨑氏の力強い言葉からは、未来への希望と挑戦を感じ取ることができます。これからも、地域を熱狂と感動で満たす存在として、茨城ロボッツは進化を続け、日本一を目指していくことでしょう。