広告テクノロジー企業の株式会社ジーニーは、株式会社リットーミュージックが運営する国内最大級の楽器専門検索サイト「デジマート」に、自社のリテールメディアプラットフォーム「GENIEE RMP」の提供を開始したと発表した。
近年、個人情報保護規制の強化やCookieレス環境への移行が進み、広告業界ではユーザーの興味や関心に基づく精緻なデータ活用が求められている。この流れに対応し、「GENIEE RMP」は、1st Party Dataを駆使し、ユーザーの興味関心にマッチした商品を広告として配信することを可能にする。
「デジマート」は、楽器・音楽機材購入時に製品比較が可能な他、楽器店探し、新製品情報など楽器を購入する際に役立つ様々な情報を提供している。今回の連携により、「デジマート」に最先端のアドテクノロジーを集約した「GENIEE RMP」を導入することで、「デジマート」において商品を出店する店舗やブランドはユーザーの行動データを活用し、より効果的な広告配信を行うことができるようになる。
ジーニーは、今後もテクノロジーを駆使した自社データやユーザー行動データなどを有効活用し、ユーザー体験と商品の販売機会最大化を同時に実現していくとしている。
リットーミュージックのコミュニティ事業部デジマート統括部部長、余川寛樹氏は、「デジマート」は楽器をお探しのお客様と店舗様の豊富な楽器をお繋ぎするプラットフォームであり、掲載商品点数は約46万点、出店店舗数547店(2024年5月時点)となり、日々数多くのお客様にご利用いただいていると説明。「GENIEE RMP」を導入することで、お客様が検索したキーワードに基づいて、店舗様の推奨商品を提示できるようになると期待している。
ジーニーのデマンドサイド事業統括本部デマンドサイド事業部部長、大山泰生氏は、国内最大規模の楽器専門検索サイトである「デジマート」のリテールメディア化をご支援させていただけることとなり、大変嬉しく思うとコメント。今回のご提供を通じ、ともにビジネスの成功を作るパートナーとして、リットーミュージック様や出店店舗様の収益機会最大化やお客様の体験価値最大化までしっかりと伴走できればと考えている。
また、国内でもリテールメディアへの期待や技術支援の需要は格段に向上していると感じ、今回のご提供により、リテールメディア業界の発展に繋がることを期待している。
ジーニーは、今後も最先端のテクノロジーを集結した「GENIEE RMP」の提供や、広告商品の販売・運用にわたる総合的なコンサルティングを通じ、日本中のEC・小売企業様のリテールメディア化の成功、出店店舗様・メーカー様の収益最大化に向け尽力していくとしている。