デジタルクランプが資金調達
2024-08-13 11:30:52

リフォーム業界のデジタル化を推進するデジタルクランプの新たな資金調達

株式会社デジタルクランプ、8500万円の資金調達を実施



リフォーム業界の現場管理支援事業を展開する株式会社デジタルクランプ(デジクラ)が、最近シードラウンドにて,DRG FundやGazelle Capitalなどの投資家から約8500万円を資金調達しました。この資金を投入し、リフォーム業界のデジタル化を進め、業界全体の発展に寄与することを目指しています。

リフォーム業界の現状



現在、リフォーム市場は7兆円規模とされ、住宅ストックの8割がリフォーム適齢期にあると言われています。この成長が期待される一方で、業界は深刻な人手不足や資材費の高騰に直面しています。特に中小零細企業が多数を占めるため、人材や資本の面でDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが進んでいないのが現状です。デジクラは、こうした課題を解消し、リフォームに関わる全ての人が安心して自分の得意な領域に集中できる環境づくりを目指しています。

資金調達の目的と活用法



今回の資金調達は、主にプロダクトの開発や組織体制の強化に使われる予定です。特に、受発注業務の効率化や生産的な施工管理のシステムを推進し、リフォーム業界のデジタル化を加速させます。受発注業務においては、デジクラの施工人材データベースを経由することで、適切な業者とのスムーズな取引が可能になり、これにより利益率とキャッシュフローの改善が期待されます。

加えて、ITを苦手とする人でも直感的に使用できるユーザーインターフェース(UI)を開発することで、業務の生産性向上を図り、生産性の高い施工管理を実現します。これにより、高品質な施工を提供し、関係者全員の意欲を高めることが目指されています。

今後の展望



デジクラは2024年10月ごろまでに、正式版のリリースを目指しています。リフォーム業界における多重下請け構造や責任の不明確さなど、複雑な課題を解決するため、最前線でのニーズに応じたデジタルソリューションの提供を行っていく予定です。また、事業の成長に向けて、重要な役割を果たす開発チームやカスタマーサポートチームの設立も進めていきます。

投資家の期待



投資家たちもデジクラの取り組みに期待を寄せています。DRG Fundの日下部竜氏は「デジタルクランプはリフォーム業界のDXを推進するスタートアップ」と位置づけ、業界の課題を解消するためのサポートをすると述べています。また、Gazelle Capitalの近藤絵水氏は「未解決のリフォーム業界に変革をもたらす」と高く評価し、ユナイテッドの八重樫郁哉氏も「双方の課題解決と利益率改善を実現できる」との期待を寄せています。

代表取締役のコメント



デジクラの高橋知大氏は、リフォーム業界に元々多くの時間を費やしてきた経験を持ちます。「業界構造への不満からIT業界に転身したが、その後の試行錯誤を経て、業界のニーズに基づいたサービスを開発する喜びを日々感じている」と話しています。

これらの取り組みを通じて、デジタルクランプはリフォーム業界のデジタル化を進め、さらなる成長へと導いていくことを目指します。期待が高まる中で、業界にどのような変革をもたらすのか、今後の活躍が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社デジタルクランプ
住所
神奈川県川崎市高津区二子2-5-5
電話番号

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