パルシステム埼玉が新体制へ
埼玉県の生活協同組合パルシステム埼玉は、6月17日に第32回通常総代会をパレスホテル大宮で開催しました。この総代会では、全391名の総代のうち382名が出席し、提案された4つの議案がすべて承認される運びとなりました。
新理事長の就任
今総会の後に開かれた理事会では、代表理事(理事長)の選定が行われ、これまでの理事長である樋口民子氏に代わり、西内良子氏が新たに理事長に就任しました。また、専務理事には森田康生氏が再任され、新たな役員体制が決まりました。
西内新理事長は就任に際し、持続可能な経営基盤の構築を目指したいと抱負を述べています。これからのパルシステム埼玉において、組合員のニーズに応える柔軟な事業運営が求められる中、彼女のリーダーシップが期待されます。
2024年度の事業報告
2024年度の活動においては、長引く物価高の影響を受けつつも、米市場の需給ひっ迫などから一人あたりの利用金額が伸びた結果、総事業高は331.5億円に達し、前年実績を上回りました。しかし、事業経費の増加により増収減益の結果となりました。2025年度に向けては、特に人材確保を強化し、より安定した経営基盤の実現を目指しています。
議案の承認状況
今回の総代会で承認された議案は以下の通りです:
1. 2024年度事業活動報告・決算及び剰余金処分案承認
2. 2025年度事業活動方針・予算決定
3. 役員報酬限度額決定
4. 役員退任慰労金支給
各議案の承認により、組合全体の経営方針が明確化され、今後の事業展開が先行き明るくなることが期待されています。
新役員体制
役員選任において、理事22名、監事4名が選任され、新たな役員体制が整いました。西内理事長を中心として、役員たちは「心豊かなくらしと共生の社会創り」を掲げ、組合活動に尽力する意向を示しました。
結論
2025年は国際協同組合年ともされており、パルシステム埼玉は、地域社会により良い貢献をするために新体制の下で活動を開始します。人材の確保と持続的な事業の推進は、今後の重要課題であり、地域住民の支えとなれるよう、さらなる努力が望まれています。