世代別ビール事情
2025-08-20 13:49:31

ビール好きはどの世代?ぐるなび調査が明かす飲み方のトレンド

近年、ビールに対する関心が高まっていますが、実際の飲み方には思った以上に大きな世代間のギャップが存在しています。株式会社ぐるなびの“ビール”に関する調査によると、飲食店でのビール消費は「月に1日ほど」、自宅では「週に1〜2日程度」が平均となるという結果が出ました。特に、自宅での飲酒頻度が高い層は50代や60代の男性に集中しており、若年層の飲酒傾向とは対照的です。この調査から、ビールを愛飲する層と、逆にビールから離れていく若い女性層の二極化が鮮明に表れています。

具体的には、自宅で週に1回以上ビールを飲む人は37%にも達しますが、その中で20代男性は自宅での飲酒頻度がゼロという驚きの結果。一方で、50〜60代の男性ではその比率が20%に上ります。この傾向から、ビールが好きな男性が多い一方で、若い世代、特に20代女性の間ではビール離れが進んでいるのが見えてきます。その背景には、近年の物価上昇が影響を及ぼしていると言われています。実際、若い世代では「飲む頻度や量が減った」という声が多く上がり、20代の中においては24%がそのように回答しています。

興味深いのは、これらの回答が年齢が上がるごとに「特に影響はない」という意見が増加していく点です。調査によると60代では50%もの人々が価格上昇に対して影響を受けないと回答しており、彼らにとってビールは生活の一部として根付いていることが伺えます。反対に、ビールが少なくとも生活の一部とはなり得ていない若年層の現状も見逃せません。

また、「好きなビールのタイプ」に関しての調査結果も興味深いものでした。「爽快な飲み心地」が40%を占める一方、次いで「辛口、ドライ」が31%、「コクがある」が30%という結果が得られました。この背景には、今の時季の暑さやビールの楽しみ方が影響していることが考えられますが、しっかりとした味わいを求める傾向も見られ、ただ単にゴクゴクと飲むだけではないビールへのこだわりが伺えます。

この調査は国を挙げたビール消費の多様性を掘り下げるものでもあります。調査は2025年8月の初めに実施され、対象は全国のぶるなびの会員約1300名に及びます。結果として、年代別に見たアルコール消費の変化や環境による影響、そして自身の嗜好に基づいたビールの楽しみ方が浮かび上がりました。ビールの楽しみ方や飲む頻度についての研究は、今後の消費者行動を探る上でも重要な指標となるでしょう。

この様に、ビールの消費パターンは分化している中で、年齢や性別での違いが色濃く出ていることが、今回の調査で明らかになりました。ビールの魅力を再発見し、自分の嗜好に合った楽しみ方を見つける参考になれば幸いです。


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会社情報

会社名
株式会社ぐるなび
住所
東京都千代田区有楽町1-1-2日比谷三井タワー11階
電話番号
03-6744-6463

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