日本で唯一の総務専門誌『月刊総務』を発行する株式会社月刊総務が、企業の総務部門の革新的な取り組みを称える「総務アワード」を初めて開催します。このアワードは、総務が中心となって進める優れた施策を発掘、評価し、表彰することを目的にしています。これにより、企業全体の挑戦や変革を促進することが期待されています。
エントリーの受付は、6月2日からスタートします。この日には、応募者向けにオンラインイベントを実施し、応募方法の説明や資料作成のコツを提供するパネルディスカッションも行われる予定です。特設サイトも設けられており、詳細情報が公開されています。環境の変化に対応するために、企業は新しいアプローチを模索している中、総務部門の役割はますます重要になっています。
アワードへの応募は、主に総務部あるいはその関連部署が推進したプロジェクトが対象で、具体的には職場環境の改善や、柔軟な働き方、ウェルビーイングに関する施策が含まれます。他にも、DXの推進、環境配慮のための取り組み、地域貢献や防災対策など、幅広い施策が募集されています。
審査は、実効性や再現性、波及性、先進性、持続性、そして主導性が基準となり、厳正に行われます。1次審査は書類による評価で8月上旬から下旬に実施され、2次審査、3次審査へと進む流れとなっています。1次審査を通過した企業には、専門家からのフィードバックも用意されています。
最終審査は12月3日に行われ、ファイナリストによるプレゼンテーションを経て受賞者が決定します。この日には表彰式も開催され、受賞企業にはトロフィーや賞状が授与されます。リアルイベントとオンライン配信が併用され、多くの方々にその模様をお届けする予定です。
特別審査員には名誉教授や業界のリーダーたちが名を連ね、彼らの視点がこのアワードに新たな重みを加えます。特に株式会社月刊総務の社長、豊田健一氏は、総務の成功事例を共有することが企業の変革を促す力になると強く訴えています。
このアワードは、ただの表彰にとどまらず、企業文化や総務部門のあり方、自らの業務への新たな気づきを与える重要な機会です。昭和38年に創刊された『月刊総務』は、創刊61年の歴史を持ち、今後も日本の総務担当者にとって不可欠な情報源であり続けることでしょう。応募を通じて、多くの企業がこの取り組みに参加し、相互に刺激を与え合うことを期待しています。
詳細な募集要項や参加の流れは、特設サイトで確認できますので、興味のある方はぜひチェックしてください。令和の時代にふさわしい革新的な施策が、多くの企業から集まることを期待しています。