金剛流能楽の華やかな舞台が東京に登場
2026年6月6日、東京の国立能楽堂で『第38回 潤星会 ‐山田伊純 独立十周年記念‐』が行われます。この公演では、能楽金剛流の重要な演目である『道成寺』が披かれる予定です。今回の公演は、山田伊純の独立十周年を祝うものであり、能楽ファンにとって見逃せないイベントとなるでしょう。
『道成寺』について
『道成寺』は、能楽師にとっての登竜門とも言える重要な演目です。作品の中で展開される物語は、白拍子が再興された鐘に近づいていく情景で渦巻きます。特に鐘が落ちる瞬間は、舞台内の緊張感が高まり、観客の視線が一斉にその場に吸い寄せられます。この演目は流派の力を試すものであり、それだけに演者には高い技術と集中力が求められます。
この公演では、金剛流の宗家である金剛永謹氏、田崎甫氏による舞囃子、さらに茂山千五郎氏の狂言など、多様なプログラムが揃います。来場者は数々の演目を楽しむことができるでしょう。
『道成寺』のあらすじ
物語は、紀伊国の道成寺で再興された釣鐘を巡って展開します。寺は昔から女人禁制でしたが、一人の白拍子が特別に入場を許され、舞を舞うことになります。彼女は舞を通して、鐘への執着心が強いことを示唆し、最終的には蔵の中に身を潜め、鐘を飲み込んで姿を消してしまいます。
住僧たちはこの不思議な出来事に直面し、かつて鐘が失われた経緯について語ります。それは鐘と大蛇にまつわる悲劇であり、白拍子の強い執念が現れた結果とも解釈できます。住僧たちは力を合わせて祈り、愛の力でようやく白拍子は大蛇として現れ、姿を消すことになります。
潤星会の意義
潤星会は金剛流能楽師の山田純夫と山田伊純によって設立されました。今年で38回目となるこの自主公演は、能楽だけでなく文化芸術の普及・発展を目指す活動を続けています。昨年からは一般財団法人Ballonblumeが主催を引き継いでおり、能楽やその他の文化の担い手を育成しています。
公演の詳細は以下の通りです。
- - 公演日: 2026年6月6日(土)
- - 開場: 12時15分 / 開演: 13時
- - 会場: 国立能楽堂(東京都渋谷区)
- - 演目: 能『道成寺』ほか、多彩なプログラム
また、チケットはカンフェティにて販売中です。SS正面席から自由席まで、様々な座席が用意されており、価格は7,000円から13,000円(税込)となっています。
この公演には、訪れる全ての人々に素晴らしい体験を提供することが期待されています。伝統的な能楽の魅力に触れるチャンスをお見逃しなく!