2050年の海の未来を知っていますか?
2050年に私たちの海がどうなっているか、想像したことはありますか?衝撃的な予測によると、海に漂うプラスチックごみの重さが、泳いでいる魚の重さを上回ると言われています。株式会社クロスメディア・パブリッシングから発売される『僕が使ったペットボトルはどこへ行く? 13歳からのサーキュラーエコノミー超入門』は、そんな未来を直視し、今私たちが何をすべきかを考えさせる一冊です。
知識を得ることで行動を変えよう
本書では、プラスチック製品が分解されるまでに何百年もかかること、そしてそのほとんどがリサイクルされずに廃棄されている現状について具体的に解説しています。今、私たちが何気なく捨てているプラスチックが、実は未来に大きな影響を及ぼすことを再認識させてくれます。
日本ではプラスチックごみの約70%が焼却処理されますが、その熱は電力や温水の生成に活用されています。ただ、これを「リサイクル」と考える国は少なく、多くはサーマルリカバリーとして位置づけられています。このような日本独自の考え方やごみの処理の実態を、本書は図解を交えてわかりやすく説明しています。
自分の手でプラスチック問題を考える
本書の「Chapter2」では、日常生活の中で私たちがどれほどプラスチック製品に囲まれているかを高校生「ダイスケくん」の一日を通じて追いかけます。朝から夜までに触れるプラスチック製品の数は実に100点以上。その多くが一時的に使用され、すぐに捨てられる使い捨てアイテムであることが分かります。この章を通じて、読者は実際に自分の使ったプラスチックを数え、気づきを得るワークも収められており、行動の変化が期待されます。
さらに、世界各国のサステナブルな取り組みも取り上げられています。イギリスの「Plastic Free Schools」では、校内でのプラスチックの使用を調査し、効果的に削減に成功しました。同様に、オランダのアムステルダム市やアディダス、パタゴニアなど、世界中で進められている取り組みが紹介されています。
未来に向けた3つのカギ
著者は、循環型社会を実現するためには、「人の意識」「テクノロジー」「法制度」の3つのキーワードが必要だと説きます。私たち一人ひとりの意識を見直し、この問題に対する理解を深めることが未来へつながる第一歩です。本書を通じて、13歳から大人まで、プラスチックとの新たな向き合い方を見つめ直し、明るい未来に向かって一歩を踏み出しましょう。
書籍情報
- - 書名: 僕が使ったペットボトルはどこへ行く? 13歳からのサーキュラーエコノミー超入門
- - 著者: 木口 達也
- - 定価: 1,870円(本体1,700円+税10%)
- - 発売日: 2026年4月10日
- - 冊数: 288ページ/オールカラー
- - ISBN: 978-4-295-41191-8
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