アスソラ、東北電力と再エネ供給契約を締結
株式会社アスソラは、再生可能エネルギーの普及に向けて、東北電力株式会社とコーポレートPPA契約を結び、NTTドコモに対してクリーン電力を供給することを発表しました。この契約に基づき、2024年度から、アスソラが出資するES太陽光合同会社が、日本の東北エリアに新たな太陽光発電所を建設・運営し、発電された電力をNTTドコモに供給することになります。
このプロジェクトは、アスソラにとって初のコーポレートPPA案件であり、再エネの利用拡大と脱炭素化に寄与することが期待されています。具体的には、秋田県、青森県、岩手県に設置される計6か所の太陽光発電所が稼働し、年間10GWh以上の再エネ電力を供給する見込みです。これは一般家庭の年間電力使用量に換算すると約2,300世帯分に相当し、さらには年間約4,740トンのCO2排出量削減が実現する予定です。
プロジェクトの資金は秋田県に本社を置く北都銀行からの融資が充てられます。アスソラは、NTTドコモの通信インフラを支えるため、地域で生まれる再エネを供給することで、地域経済の活性化にも寄与することを目指しています。また、アスソラの代表取締役、山崎智広氏は、再生可能エネルギーの導入が地域の脱炭素化においても効果的であると強調しました。
この事業は、経済産業省の令和5年度補正予算「需要家主導による太陽光発電導入支援事業」にも採択されており、その社会的な意義がますます高まっています。コーポレートPPA契約は、発電事業者と需要家が共に再エネを長期契約で供給・利用する仕組みであり、特に環境意識の高まりとともに注目されています。これを通じて、安定したエネルギー供給と地域エネルギーの地産地消が促進されるでしょう。
アスソラは、再生可能エネルギーの利用拡大を目的に、農業と共存する営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)にも取り組んでいます。農地利用と電力生産の両立を目指し、地域の資源を無駄にせず、持続可能な社会の実現に貢献していく姿勢が伺えます。また、発電の変動を補うため、蓄電技術の進化にも対応し、より柔軟な電力供給が実現されることを目指しています。
今後、アスソラは新しい再エネ発電所の建設を進めるとともに、人材の採用を行い、さらなる事業拡大を目指す方針です。会社のミッションである「再エネのフル活用」に共感する人々を歓迎し、共に脱炭素社会の構築に貢献していくことを目指します。
アスソラの企業情報
- - 会社名: 株式会社アスソラ
- - 設立: 2022年4月1日
- - 所在地: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー15F CIRCLE by ANRI
- - 声をかける: 公式HP
株式会社アスソラは、脱炭素社会実現のための再エネ事業を展開し、地域に根ざした環境貢献を推進しています。