Tシャツ選びの実態を探る!消費者の購買傾向とこだわり
オリジナルウェアやグッズの製造を手がける株式会社プラスワンインターナショナルが、Tシャツを年に1枚以上購入する1,029人を対象に実施した「Tシャツの購入」についての実態調査。この調査を通じて、消費者のTシャツに対するこだわりや購買行動の傾向が明らかになりました。
購入枚数:多くが年に2〜3枚
調査の結果、Tシャツを年にどれくらい購入するかという質問に対し、最も多くの人が「年に2〜3枚(52.9%)」と回答しました。次いで「年に4〜5枚(21.6%)」や「年に1枚(9.9%)」という結果が続き、普段着としてのTシャツを身近に感じながらも、一年間の購入枚数が限られている様子が見て取れます。
平均価格帯は1,000円〜3,000円
次に、購入するTシャツの平均価格について調査したところ、最も多くの人が「1,000円〜2,000円未満(33.5%)」と答えました。一方で、年に2〜3枚購入している方々は、高品質を求めながらもコストパフォーマンスを重視していることが伺えます。
無地が人気:デザイン入りも需要あり
無地とデザイン入りのTシャツの選好について質問したところ、約半数が「無地(47.4%)」と回答しました。無地が幅広いシーンで着回しできる一方、デザイン入りにもニーズがあることが分かりました。
購入先は店舗が多数
「どこでTシャツを購入しますか?」という質問では、半数以上の人が「アパレルブランドの直営店(54.5%)」と回答。実店舗で生地感や色味を確認しながら購入することが一般的で、商品の視認性が重要視されていることが分かりました。
用途別の購入理由
どのような目的でTシャツを購入しているかを尋ねたところ、圧倒的に「普段着(86.5%)」が多い結果に。その他に「部屋着(34.4%)」や「仕事用(23.1%)」としての需要も見受けられ、Tシャツの用途の広さが浮き彫りになりました。
情報源として店内の情報が大事
購入時に参考にする情報源としては、最も多くが「店内のディスプレイや商品説明(59.1%)」を挙げました。実店舗での情報が購買の判断材料になっていることを示しています。
重視するポイントは「色」「価格」「デザイン」
「Tシャツを購入する際に重視するポイント」としては、まずは「色(67.2%)」、次に「価格(66.3%)」、最後に「デザイン(65.3%)」が挙がりました。消費者の視点では、見た目・機能性が共に大切にされています。
ブランドへのこだわりは薄め
お気に入りのTシャツブランドについて尋ねたところ、最も多く「ブランドは気にしていない(38.7%)」と回答。ブランドにこだわらず、実用的視点から製品が選ばれています。一般的には「UNIQLO(ユニクロ)」や「GU(ジーユー)」、そして「MUJI(無印良品)」などが人気を得ています。
購入のきっかけ:セールやキャンペーン
「Tシャツ購入のきっかけは?」という設問では「セール・キャンペーン(36.6%)」が最も多い結果。トレンドや旬なデザインも要因ですが、安価で手に入るチャンスが強い後押し材料であることが認識されます。
自由なデザインのニーズも
最後に、「自分でデザインしたTシャツを作りたいと思いますか?」という質問には約25%が「はい」と回答。この結果から、既製品だけでなく、カスタマイズ可能なTシャツに対する需要が確実に存在していることが明らかになりました。
まとめ:価格重視とデザインのバランス
Tシャツは、日常的に使用されるアイテムである一方、年に数枚だけ購入される実態が確認されました。手に取りやすい価格帯で、品質やデザインに重きを置く消費者の姿が浮かび上がります。特に、実店舗での情報収集を経て、購入する際にはコストパフォーマンスが重要視されています。また、セールやキャンペーンを利用しての購入が多く、ファッション性だけでなく、経済的要素も影響を及ぼしています。
オリジナルTシャツ製作のニーズも強く、特に個々のデザインやカスタマイズの要望も今後の市場における重要なポイントとなるでしょう。今後の展開にも期待が高まります。