株式会社イトーキが手掛けた東洋エンジニアリング株式会社の新本社デザインプロジェクトが、注目を集めています。東京都中央区のイトーキが、千葉県千葉市に位置する東洋エンジニアリングの移転プロジェクトを担当し、コンセプト立案から空間設計、施工までをトータルに監修しました。このプロジェクトでは、デザイナーの視点から先進的な空間を提供することを目的としたデザインギャラリーサイト「ITOKI WORK-Style Design」にその成果を公開しています。
デザインコンセプトは「BLUE PLANeT」
東洋エンジニアリングの新オフィスは、約1,600名が使用する15,000㎡に広がるスペースで、「BLUE PLANeT」というコンセプトが掲げられています。この名称は、「PLANeT」を「プラント(PLANT)」の言葉と、エンジニアリングを意味する「e」を組み合わせたもので、オフィス全体を青い惑星に見立てるユニークな発想から生まれました。おしゃれな外観とサステナブルな素材の融合により、有機的なフォルムが形成されています。
このデザインのポイントとして、ブランドカラーであるブルーにサステナビリティを象徴するグリーンを取り入れた色合いが挙げられます。この「惑星色」は、多種多様なマテリアルによって空間全体に統一感と象徴性をもたらしており、ただのオフィスではなく、働く人々にインスピレーションを与える空間に仕上がっています。
空間デザインの特徴
デザインにはプラントの配管を連想させる曲線が随所に取り入れられ、特注の家具やオリジナルフォント「HAIKAN Gothic」、再生素材で作られたモデュール家具など、細部にわたる工夫が凝らされています。これにより、TOYOらしさが強く感じられるデザインが実現し、かつてのビルの構造を活かすことでコストのコントロールや工期内での効率化も達成されています。
この新オフィスは、機能性・創造性・環境への配慮が見事に融合した独自性のある空間となり、現代の新しい働き方を体現しています。
デザインギャラリーサイトで詳細をチェック
このプロジェクトの詳細は、デザインギャラリーサイト「ITOKI WORK-Style Design」でも確認可能で、最新のオフィスデザインのビジュアルや空間設計のコンセプトについての解説、担当デザイナーのプロフィールも掲載されています。
ITOKI WORK-Style Design
デザイナー陣は島村 正信氏、古田 望氏、大塚 香那氏、加藤 徳明氏、小畑 登生氏、安藤 優奈氏と、多彩な顔ぶれが揃っています。イトーキの新しい挑戦は、オフィスデザインの新たな潮流を作り出すでしょう。