中村学園とAI CROSSが手を結ぶ
AI CROSS株式会社(東京都港区、代表取締役CEO:原田典子)が2026年4月28日より、学校法人中村学園(福岡県福岡市、理事長:中村紘右氏)への生成AI活用コンサルティング支援を開始すると発表しました。この取り組みは、教育機関が抱える課題に対応し、自ら変革を促進するためのものです。
教育機関を襲うサイバー攻撃の増加
近年、教育機関はサイバー攻撃の標的として急増しています。2024年には、教育業界が最も攻撃を受けた分野として指摘されています。この背景には、生成AIの普及が影響を及ぼしており、特に教職員が機密情報を無防備に生成AIに入力することが、情報漏洩の危険性を高めています。言い換えれば、AIを安全に活用するためのルール整備が緊急の課題となっています。
AI CROSSの取り組みの背景
AI CROSSは、福岡の地で産官学金連携の強化に努めてきました。この中で中村学園との接点が生まれ、双方のニーズに応じた支援体制が整いました。特に、生成AIの安全な活用とその推進を両立させることが、教育機関のさらなる成長を促すと考えています。
支援の具体的内容
本支援は、経営層から日々の業務に関わる現場職員まで、全ての学園メンバーを対象にしています。具体的には、以下のような内容です。
1. 守り:安全なAI活用の確立
- - AI安全活用リテラシー研修(全2回) 事務職員や管理職向けに、生成AI利用に伴うリスクを理解し「安全に使う」文化を育む研修です。
- - AI活用ルール策定アドバイザリー(全15回) AI利用ガイドラインの策定やリスク評価を行い、学園が自律的に運用できる体制の構築を支援します。
2. 攻め:生成AI活用の拡大
- - 生成AIリテラシー研修 高レベルの職員向けに、生成AIの最新トレンドや組織への組み込み方法を理解するためのセミナーです。
- - 生成AI壁打ちコンサル(全12回) 自由なテーマでのコンサルティングを通じて、学園の中期計画に対する戦略を策定し、自律的な運用体制を構築します。
AI利用のバランスを取る重要性
AI CROSSは、セキュリティへの対応とAX(AIトランスフォーメーション)の推進を同時に進める必要性を強調しています。安全なAI活用のルールを設けながら、同時に教育機関の自走的な変革をサポートするというのが、この取り組みの核心です。
学園のコメント
中村氏は、『学生が日常的に生成AIを活用する中、攻めのAX推進と守りの情報セキュリティの両立が不可欠です。AI CROSSの支援のもと、学内での活用促進とセキュリティ向上を図ります。』と述べています。
未来への展望
この取り組みは福岡・九州地域の教育機関の新たなモデルとして位置付けられ、全国の教育機関や民間企業への展開を視野に入れています。AIの安全な活用と自立的な運営の支援は、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。AI CROSSと中村学園の連携は、教育現場における変革を先導する可能性を秘めています。