横浜能楽堂創建150周年記念公演「天神さまの芸能」のご案内
2025年に創建150周年を迎える横浜能楽堂の本舞台を祝し、特別な企画公演「天神さまの芸能」が11月29日に港南区民文化センター ひまわりの郷で開催されることが決定しました。この公演では、菅原道真公にまつわる天神伝説をテーマに、落語や素浄瑠璃、舞囃子が織りなす魅惑の世界を堪能できる貴重な機会です。
公演内容
公演の開始には、太宰府天満宮の宮司である西高辻信宏氏が「菅原道真公と天神信仰」について特別な講話を行います。その後、落語は瀧川鯉昇さんの「質屋庫」、素浄瑠璃には竹本錣太夫さんと竹澤宗助さんが登場、さらに港南区在住の人間国宝・大坪喜美雄さんの舞囃子「来殿」が披露されます。
皆様に深い感動を届けるため、各界の第一線で活躍する出演者たちが集結し、特別な舞台をつくり上げます。
横浜能楽堂の歴史を振り返る
横浜能楽堂本舞台は、明治8年に加賀藩のお屋敷であった場所に復元され、関東最古の能舞台として名を馳せています。前田家は菅原道真を祖と仰ぎ、彼の豪壮な伝説がこの地と深く結びついていることがわかります。特に道真に由来する「白梅」の鏡板が印象的です。
天神信仰の背景
道真公は大宰府に左遷され、非業の死を遂げた後、雷神や天神として祀られるようになりました。彼の故事は日本のさまざまな古典芸能で取り上げられ、多くの人々に影響を与えています。また、港南区にある永谷天満宮には、道真の五男である淳茂が住んでいたとされる伝説が今もなお語り継がれています。
公演の詳細
「天神さまの芸能」
- - 日時: 2025年11月29日(土)14:00開演(13:30開場)
- - 場所: 港南区民文化センター ひまわりの郷ホール
- - 料金: 4,000円(税込/全席指定)
- - チケット販売:
- 横浜能楽堂(WEB予約可能)
- 港南区民文化センター(窓口受付・電話予約可)
- カンフェティ(電話予約可)
⭐️ チケットの詳細は
こちらからご覧いただけます。
重要な出演者たち
- - 西高辻信宏: 太宰府天満宮宮司。芸術に積極的に関与。
- - 瀧川鯉昇: 落語家。わかりやすく表現するスタイルが特徴。
- - 竹本錣太夫: 人間国宝。情感豊かな物語の語り手。
- - 大坪喜美雄: 舞囃子の人間国宝。高度な技術で舞台を彩る。
奉納行事の案内
公演の前には、永谷天満宮において10月29日(水)14:00から奉納の謡が行われます。人間国宝である大坪喜美雄師が奉納する特別な舞台にもぜひご注目ください。
横浜能楽堂の現在
横浜能楽堂は2026年6月まで改修工事に入っており、その間はランドマークプラザ内にある「OTABISHO 横浜能楽堂」で情報発信やミニ展示を行っています。これからも古典芸能の魅力を広めていく取り組みにご期待ください。