JITCO第30回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール受賞者発表
2023年10月7日、本年のJITCO(日本国際研修協力機構)第30回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクールで、優れた作品が決定しました。このコンクールは、日本で働く外国人技能実習生が日本語で自己表現を行うことを目的としており、毎年多くの応募があります。この度、選ばれた最優秀賞の受賞者たちの作品や、それに伴う表彰式についてお伝えします。
受賞者の作品とテーマ
最優秀賞を受賞したのは、以下の4名です。
- - 蘭従艶さん: 親切にしてくれた見知らぬ人への感謝の気持ちを手紙形式で表現。
- - 張博文さん: 介護職を目指すきっかけとなった祖母とのエピソードと、介護への思いをまとめた作品。
- - Battur Nadmidさん: 障害を持つ方との関わりについて、前向きな気持ちを込めて描写。
- - Aung Moe Tun Naingさん: 日本の桜と対比する形で、ミャンマーの文化を紹介。
さらに、技能実習の状況や得たスキルを母国でどう活かしたいかをつづった中で、特に目を引いた作品として、
Tin Htet Ayeさんが書いた尊敬する実習指導の先生についてのエッセイが第30回記念特別賞を受賞しました。
表彰式について
表彰式は、10月7日(金)にJITCO交流大会の一環として開催される予定で、選ばれた受賞者、つまり最優秀賞と記念特別賞を受ける技能実習生が参加します。その際には、彼ら自身による受賞作品の朗読も行われることになっています。今年の参加者は、どのような作品を通じて日本での経験を語るのでしょうか。多くの人々がその瞬間を楽しみにしています。
結び
日本での生活や仕事を通じて、彼らが学び、成長してきたことが作品の中に色濃く表れています。特に、異なるバックグラウンドを持つ彼らが日本語というツールを使って自分の思いを伝えようとする姿勢は、国際化が進む現代において非常に重要な意義を持つものです。受賞者たちの今後の活動にも注目が集まります。
このコンクールの詳細や昨年の授賞式の様子については、公式サイトやプレスリリースを参照してみてください。