新たな生活様式を提案するquantumとhide kasugaが連携協定を締結

新たな生活様式の創出に向けて

株式会社quantum（博報堂グループ企業）と株式会社hide kasuga 1896（hide kasugaグループ企業）が、2025年10月1日に包括連携協定を締結しました。これは両社が共同で、循環型社会を支える新しい生活様式とサーキュラーエコノミーを世界に普及させるための一歩です。これにあたり、quantumの代表取締役、川下和彦氏が、クリエイティブファーム「hide kasuga & PARTNERS」のパートナーに就任し、双方のクリエイティビティとマーケティング力を融合させることを目指しています。

協定締結の背景

hide kasuga グループは、環境調和型素材「TRANSWOOD®」やライフスタイルブランド「hide k 1896®」を展開し、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを行っています。また、「令和モダニズム®」という新たな生活様式の提案にも力を入れています。この理念は、古き良き循環型社会の知恵を基にし、日本が持つ技術や文化を融合させたもので、循環型社会に根差した豊かな文化の創出を目指しています。

quantumは、クリエイティビティを基軸に新規事業開発やベンチャークリエーションを行うスタートアップスタジオです。多様な才能が集まり、博報堂グループのマーケティングやコミュニケーションの専門性を活用して、事業の創造とマーケティングを推進してきました。この協定により、両社はそれぞれの強みを結集し、環境に調和したブランドの立ち上げを加速させることが可能になります。

令和モダニズム®とその意義

「令和モダニズム®」は、サーキュラーエコノミーの核心となる概念で、日本を基盤にした新旧融合型の生活スタイルを提唱します。これは、古くからの知恵や循環型の仕組みを現代の技術や文化と結びつけ、多様な人材が活躍する豊かな社会の構築を目指しています。この考え方は春日秀之氏の寄稿にも見られ、感性工学の観点から“感性を取り入れたサーキュラーエコノミー”が論じられています。

連携の具体的な領域

2社が取り組む主な領域は以下の通りです：
1. ブランド領域の強化：hide kasuga 1896が展開する「hide k 1896®」や「TRANSWOOD®」の発展と運営強化。
2. プロダクトとコンテンツ開発：両社のクリエイティビティを融合させることで、新たな製品と体験価値を創出します。
3. ブランディングとマーケティング：双方のグローバルネットワークを活用したブランド戦略で、市場拡大を図ります。
4. PRとデジタルマーケティング：quantumの専門性を活かした情報発信で、広報活動を包括的に展開。

両社代表からのメッセージ

川下和彦氏は、「人口が急増し、資源の枯渇が進む中で、環境に着目したhide kasuga様の活動に共鳴し、スタートアップスタジオとしての強みを生かし循環型社会の実現に努めます」と述べています。

一方、春日秀之氏は「新しい生活様式を共に創出し、文化的で魅力ある創造大国としての日本を再構築していきます」との決意を表明しています。