デルタグループがCDPからの最高評価を獲得
デルタグループの本社であるDelta Electronics, Inc.社が、国際的な環境情報評価機関CDPより、「気候変動」と「水セキュリティ」の分野において「Aリスト企業」として選ばれました。この評価は、全世界から参加した24,000社以上の中で、特に秀でた企業に与えられるものです。
このような高評価は、デルタグループが環境問題に対して行っている先進的かつ実践的な取り組みを反映しています。2024年には、特に注目すべきことに、デルタグループは水資源管理ポリシーを制定し、全拠点及び主要なサプライヤーに対して洪水や熱波といった気候に関するリスク分析を実施しました。これらの行動により、グループ全体での環境ガバナンスの強化が果たされています。
デルタグループの副社長でありCSOのJesse Chou氏は、「私たちは気候リスク評価のプロセスを構築し、経営の目標と環境の目標を連動させています。2023年には、温室効果ガスの排出量削減で39%を達成し、設定した目標を上回る結果を出しました。また、再生可能エネルギーの使用割合も76%を達成し、目標の65%を上回っています」と報告しています。さらに、スコープ3の排出削減に向けては、持続可能な調達やバリューチェーン全体での低炭素戦略による取り組みが行われています。
2021年以降、デルタグループは「内部炭素価格」を設けており、これにより温室効果ガスの排出量削減に寄与しています。また、サプライチェーンにおいてもCDPの「サプライチェーンプログラム」に参加し、顧客のカーボンフットプリントを計算する取り組みを進めてきました。
さらに、水資源の管理についても積極的に取り組んでおり、2023年には21件の水節約プロジェクトで5,620万リットルの節水を実現しました。これにより、水使用強度が26.4%減少し、2025年の目標達成が見込まれています。
CDPによる年次評価は、企業の環境透明性の指標としており、2024年の評価には700以上の機関投資家が関与しています。デルタグループは、水セキュリティの面で5年連続でAリストを保持し、気候変動においても9度目のリーダーシップを獲得しています。これらの成績は、デルタグループが環境への責任を果たし、持続可能な未来を目指す強い意志を示しています。
デルタグループの概要
デルタグループは、スイッチング電源や冷却ファンを製造する企業であり、幅広い電子機器とサービスを提供しています。1971年に設立され、現在は世界中に拠点を持つ、技術遂行力と環境意識の高い企業です。企業のウェブサイトは
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