蝉谷めぐ実受賞
2026-05-14 20:21:32

蝉谷めぐ実『見えるか保己一』が栄誉の山本周五郎賞受賞!

蝉谷めぐ実が描く新たな歴史



2026年5月14日、文学界にまた一つの輝かしいニュースが舞い込みました。株式会社KADOKAWAより刊行された蝉谷めぐ実の新作『見えるか保己一』が、第39回山本周五郎賞を受賞しました。この受賞は、彼女の独自の視点から描かれた作品に対する高い評価を象徴しています。

作品の概要と主人公



本作が描くのは江戸時代後期に活躍した全盲の国学者、塙保己一の物語です。彼は、幼少期に視力を失いながらも、卓越した学識を身につけ、国内最大の叢書『群書類従』の編纂に取り組むという偉業を成し遂げました。しかし、彼の成功の裏には、晴眼者たちとのすれ違いや、その結果としての孤独が潜んでいました。

選考委員の小川哲氏は「見えない人に何が見えているのかという逆説的な問いかけが素晴らしい」と評価し、作品が読者を新たな想像の世界へと引き込んだことを強調しました。蝉谷氏自身も、「これまでとは異なるアプローチで書いた作品が評価され、自信になった」と語ります。

脚光を浴びた作品



『見えるか保己一』は、一見すると塙保己一の伝記のように見えますが、その根底には彼を取り巻く人々との関係性や、見えない世界がどのようであったのかという深い探求が込められています。「見たいもの」と「見たくないもの」の両方を描くことの難しさを、巧みにその一文に凝縮しています。

この作品は、単なる偉人伝ではなく、分断をテーマにした物語でもあります。保己一の周囲の人々との苦悩とすれ違いを通じて、より人間的な側面が浮かび上がります。

受賞の意義と背景



山本周五郎賞は、優れた小説を広める目的で設立された賞で、今回の選考委員は伊坂幸太郎氏、江國香織氏、小川哲氏、今野敏氏、三浦しをん氏の5名が参加しました。贈呈式は6月に行われる予定であり、今後も注目が集まります。

さらに、作品の詳細や試し読みは、公式サイトで確認できます。特設サイトでは、著者に関する情報も充実しており、ファンにとって嬉しい内容となっています。

著者プロフィールと今後の展望



蝉谷めぐ実は1992年に大阪で生まれ、演劇映像を専攻した後、2020年に『化け者心中』で初めて小説界にデビュー。その後、さまざまな賞を受賞し続け、今作は歌舞伎以外の題材に取り組んだ初の長編小説として、注目を集めています。彼女の次回作に対する期待も高まるばかりです。

読者へのメッセージ



『見えるか保己一』は、歴史や人間関係に興味のある方だけでなく、多様な視点から物語を楽しむことができる作品です。この機会にぜひ手に取って、その深いメッセージを感じ取ってはいかがでしょうか。さらなる探求心を刺激する名作に出会えることができるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
住所
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号

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