脱炭素社会への挑戦
2022-12-01 10:00:02
ケイナンクリーンの脱炭素サーキュラーエコノミー事業が未来を拓く
ケイナンクリーン株式会社が切り拓く脱炭素社会への道
日本のエネルギー事情は変化しています。特に、環境問題への意識が高まる中、脱炭素社会の実現は急務となっています。この流れの中で、ケイナンクリーン株式会社は一歩先を行く取り組みを発表しました。
サーキュラーエコノミー事業の全貌
この度、ケイナンクリーン株式会社は、廃棄物を資源として再活用するサーキュラーエコノミー事業への参入を発表しました。廃食用油を回収し、それを原料にした「ReEZEL(リーゼル)」という新たな高純度バイオディーゼル燃料を製造するプロジェクトです。この取り組みは廃食用油の回収、精製、再流通といった一連の循環を構築することを目指しており、その結果、温室効果ガスの削減が期待されています。
廃食用油の再生利用
日本では年間約10万トンの廃食用油が廃棄されていますが、これをうまく活用することで環境への負荷を大幅に削減できる可能性があります。ケイナンクリーンの取り組みによると、その大部分を再利用することが可能で、全てをサーキュラーエコノミー事業で活用した場合、最大で26万トンのCO2の削減につながるとしています。
高純度バイオディーゼル燃料「ReEZEL(リーゼル)」とは
「ReEZEL(リーゼル)」は、その名の通り高純度のバイオディーゼル燃料で、脂肪酸メチルエステル分を99.9%の高純度で精製したものです。この燃料は浄化処理を経て、エンジントラブルのリスクが低く、現代のディーゼルエンジンでの使用にも適しています。このような高い品質を誇る燃料は、環境に優しく、持続可能なエネルギーの選択肢となります。
新工場の稼働と今後の展望
ケイナンクリーンは、さらなるサーキュラーエコノミー事業の推進を図るため、新たに軽油とバイオディーゼルの混合施設を設立し、2022年12月から供給を開始しました。この混合施設では、鉄道向けの燃料実証実験も行っており、環境負荷の低減に向けた新たなステップを踏み出しています。
脱炭素社会の実現に貢献
ケイナンクリーンが提供する「ReEZEL(リーゼル)」は、輸入に依存しない持続可能な価格で利用できるエネルギー源です。このような取り組みは、脱炭素に向けた企業や地域社会の努力をサポートし、実現可能な未来を見据えた実践となります。環境問題への意識が高まる中、ケイナンクリーンの活動は注目されています。
会社概要
ケイナンクリーン株式会社は、岐阜県恵那市に本社を置き、30年以上にわたり廃棄物処理事業に従事してきました。地域への貢献として、リサイクルに関する技術や知識を活かした製品開発も行っており、天然アルカリ洗剤「GURIPON(グリポン)」など高品質な製品を多くの家庭や企業に提供しています。これからも、サーキュラーエコノミー事業を通じて、持続可能で環境に優しい未来を創造するための努力を続けていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ケイナンクリーン株式会社
- 住所
- 岐阜県恵那市岩村町富田2535番地の1
- 電話番号
-
0573-43-4122