認知症ケアの成果を集結！実践・研究報告会が開催されます

認知症ケアの未来を築くために

認知症ケアの専門機関である株式会社メディカル・ケア・サービスが主催する「第15回認知症ケア実践・研究報告会」が、2023年10月29日に東京都中央区のベルサール汐留にて開催されます。この報告会では、全国での実践事例が発表され、認知症ケアの質向上に向けた取り組みが引き続き進められています。

設立の背景と沿革

メディカル・ケア・サービスは1999年に設立され、以来「愛の家」と名付けられたグループホームを全国に展開。認知症ケアの専門性を追求し、多様なサービス提供を行っています。特に、地域社会に根ざしたケア取り組みを行い、住民とのつながりを大切にする方針が評価されています。

報告会の概要と見どころ

報告会は年次行事として、認知症ケアに関する実績や取り組みを全国から集めた成果を共有する場となっています。今年は、350以上の事業所の中から特に優れた8事業所の発表が行われる予定で、参加者が評価する仕組みも導入されています。この新しい試みは、認知症ケアの質をさらに高めることを目的としています。

参加者からの期待

例年参加者からは、実際に成果を上げた事例に対する質疑応答が期待されており、交流の場としても重要な役割を担っています。また、昨年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となり、対面での意見交換ができなかったため、今年の対面開催を楽しみにしている参加者が多くいます。

具体的な事例の紹介

発表の中には、昨年の報告会でも取り上げられた事例が含まれています。たとえば、愛の家グループホーム勝山野向では、利用者の思いや希望を反映させた取り組みを実現。地域の農作業に参加したり、福祉教育の授業に登壇したりすることで、利用者自身が地域に貢献する姿勢を見せることができました。

また、愛の家グループホーム横浜菅田では、利用者の自立支援に向けた運動プログラムの導入が功を奏し、身体状況の改善が見られました。このような実績は他の事業所にとっても導入する際の参考となり、全国的なケア品質の向上に寄与しています。

参加方法とアクセス情報

報告会は、2023年10月29日（火）の13:00から15:45に開催され、開場は12:00です。会場のベルサール汐留へのアクセスは、「汐留駅」から徒歩数分と便利な立地です。

参加を希望する方は、事前に申し込みが必要です。詳細はメディカル・ケア・サービスの公式ウェブサイトをご覧ください。

ごまとめ

認知症ケアはさらに進化し続けています。現時点では多くの事業所で成功事例が生まれ、それぞれが工夫を凝らした取り組みを行っています。このような報告会に参加することで、最新の情報を得たり、新たなネットワークを築いたりと、多くの気づきを得ることができるでしょう。認知症ケアの未来は、現場での具体的な取り組みとその共有から築かれるのです。参加を通じて、新たな知見を手に入れ、共に未来の認知症ケアを考えていきましょう。