住友電工情報システムの最新エンタープライズサーチ「QuickSolution® Ver.13.4」
住友電工情報システム株式会社は、2025年2月3日にエンタープライズサーチ「QuickSolution®」の最新バージョン「Ver.13.4」をリリースすることを発表しました。本バージョンは、サイボウズ株式会社が開発したグループウェア「Garoon」への対応を新たに追加し、企業内情報の効果的な検索をさらに強化しています。
Garoonへの対応とそのメリット
QuickSolution®がGaroonに対応することで、社内に分散しているさまざまな情報を、高速かつ高精度で検索できるようになります。Garoonは8,000社以上が導入し、350万人以上が利用するツールであり、多種多様な業種やスケールの企業において広く活用されています。今回の機能追加により、既存のファイルサーバーや他の社内システムとともに、Garoon内の情報も横断検索できるため、必要なデータが以前にも増して容易に見つかります。
また、Garoonで設定されたアクセス権も適用されるため、セキュリティ面での懸念も不要です。これにより、企業は生成AIの導入をまったく新しい形で実現することができ、社内のナレッジ活用をより進めることが可能になります。
生成AIとの連携
QuickSolution® Ver.13.4では、特に注目すべき点として、RAG (Retrieval-Augmented Generation)技術を応用した生成AIとの連携があります。この連携により、利用者はナレッジベースにアクセスし、対話形式で必要な情報を引き出すことができます。これにより、業務の効率化が期待されるとともに、ナレッジマネジメントの向上に寄与することができます。
生成AIの機能は、ただ質問するだけにとどまらず、その回答を箇条書きや表形式でまとめたり、要約や翻訳も可能にするなど、利用者のニーズに柔軟に応える設計となっています。
表彰と市場での実績
QuickSolution®は、これまで実施された4つの市場調査でシェア1位を獲得しており、企業内検索の領域で十分な実績を持っています。この成功の背景には、効果的に業務効率を向上させることができる機能と、セキュアな環境での情報管理があると言えます。
将来的な展望
今後、QuickSolution®はさらに多くの検索対象を追加する予定であり、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴い増加する企業ニーズに応えるため、積極的に機能強化を進めていく計画です。住友電工情報システムは、最新の技術を駆使して市場における競争力を保ちながら、企業内の情報活用を促進することで、クライアントの業務を支援していきます。
まとめ
住友電工情報システムが提供するQuickSolution®は、Garoonとの連携によって新たな情報検索の可能性を切り開き、企業の生産性向上やナレッジマネジメントの向上に大きく貢献するでしょう。今後も業務改革を目指す企業にとって、ますます重要なソリューションとなることが期待されます。