科学への扉を開く！杉並区に誕生したIMAGINUSの全貌

2023年10月、東京都杉並区高円寺に新しい科学教育の拠点「未来をつくる杉並サイエンスラボIMAGINUS（イマジナス）」が誕生しました。この施設は、閉校となった旧杉並第四小学校の跡地を活用し、次世代型の科学教育を推進するための新たな試みとして注目されています。運営を行うのは、全国に多様な科学館を運営する株式会社コングレです。

IMAGINUSのコンセプト

「IMAGINUS」の名称には「IMAGINE（想像する）」と「US（私たち）」の二つの要素が込められており、地域に根ざした科学教育を通じて、未来の可能性を広げるという使命を担っています。また、「生きる力を涵養する」というコンセプトも掲げており、科学を身近に感じながら生きる力を育む取り組みを行っていく予定です。

リノベーションされた施設の魅力

IMAGINUSでは、旧校舎の内装を大胆にリノベーション。子どもから大人までを対象とし、科学の楽しさを実感できるさまざまな体験コンテンツが用意されています。驚きと感動に満ちた活動を通じて、科学が持つ魅力を体感することができます。

科学を楽しむコンテンツと仕掛け

IMAGINUSは、来館者の「体験」「思考」「創造」「発信」という4つの行動を大切にし、これらの要素を有機的に結びつけたコンテンツを展開しています。

体験

「楽しむ」を重視したコンテンツがたくさん用意されています。科学の不思議に気づき、原理を学ぶための常設展や特別企画展が代表的なコンテンツです。思ってもみなかった発見が、来訪者を待っています。

思考

体験を通じて得た知識を深められるスペースも充実。「科学的な思考を育むプログラム」を通じて、五感を刺激しながら自らの考えを深められる環境が整っています。

創造

科学を基にした創造性を養う場所として、モノづくり工房やワークショップルーム、実験工作室が設置され、実社会での活用を促す様々な体験が可能です。

発信

自己表現の重要性を育む情報発信の場として、映像スタジオが設けられています。撮影や配信が行える環境で、コミュニケーション能力を高め、自己肯定感を促進しています。

地域に根ざした取り組み

IMAGINUSは、地方創生とも深く関わっています。全国で展開が計画されるこの施設の成功を通じて、他の廃校活用プロジェクトにも新たな道を示すことを目指しています。また、世界中で展開されている体験型科学プログラム「Nutty Scientists」のマスターフランチャイジーとして、地域と世界の架け橋となることでしょう。