スタートアップ経営の課題
2025-01-16 14:30:57

8割以上が悩むスタートアップ経営の知識不足とその影響

スタートアップ経営における知識不足の実態



株式会社リブ・コンサルティングが実施した最新の調査結果が、IT系スタートアップ企業の経営幹部やマネージャーの間での「スタートアップ経営」への知識不足を浮き彫りにしました。この調査では、513人の経営幹部とマネージャーを対象に、経営者と同じ視点での業務遂行に自信を持つ人々の割合や、育成施策に対する満足度が明らかになりました。

調査結果の概要


スタートアップ企業の経営者にとって、経営幹部やマネージャーの役割は極めて重要です。彼らが経営者と同じ視点を持ち、意思決定に貢献できる状態が理想的です。しかし、今回の調査で、8割以上の経営幹部やマネージャーが自らの「スタートアップ経営」に関する知識不足を認識していることが分かりました。具体的には、23.4%が「全く足りていない」と回答し、57.7%が「あまり足りていない」と感じているのです。

前回の調査で、経営者自身もまた、自社の職員にスタートアップ経営に関する知識や経験が不足していると感じており、企業全体には共通する懸念が見受けられます。両者が同じ問題を認識しているといえるでしょう。

経営者との視点のずれ


この調査において、経営幹部やマネージャーに「経営者と同じ目線で仕事ができている自信がありますか?」と尋ねたところ、約半数が「全く思わない」または「あまり思わない」と回答しています。特に、「どちらとも言えない」と回答した人が33.9%に上り、経営者との意識のずれを感じている実態が浮き彫りとなりました。これは、組織内のコミュニケーションや意思決定プロセスにおいて、大きな影響を与える可能性があります。

研修制度についての満足度


過半数の経営幹部が社内で実施される育成施策に満足しているものの、約11.7%が満足していないと回答しています。また、75.6%の経営幹部が「スタートアップ経営」に関する研修を受けたことがあるものの、その研修が実務に活かしづらいと感じていることが明らかとなりました。特に、オンライン講義や理論中心の座学研修が、実践的ではないと指摘されています。

これは、若い企業が革新を求めている一方で、従来の教育方法に限界を感じていることを示唆しています。

実践的な研修内容への期待


経営幹部やマネージャーは、スタートアップ経営に必要な知識を習得するために、どのような研修内容を求めているのでしょうか。調査では、『市場分析や競合調査』『リーダーシップ』『人材育成』のスキルに対する関心が高まっています。また、実務経験を伴う形式で学ぶことが有効であるとの意見が重視されています。

T2D3経営シミュレーションゲームの導入


リブ・コンサルティングが提供する経営シミュレーションゲーム『T2D3』は、参加者が実践的な経営体験を通じて学ぶことができる新しいアプローチです。実際の企業成長に必要な戦略的思考や意思決定を擬似体験できるこのプログラムは、参加者から高い満足度を得ています。

参加者は、ARR(年間繰越収益)100億を目指し、経営課題に直面しながら学ぶことが求められます。実際の経営シミュレーションを通じて、彼らは自らの役割や経営視点を持つ重要性を認識し、組織の一体感を高めることが可能です。

結論


IT系スタートアップ企業における経営幹部やマネージャーの知識不足は、企業の成長に直接的に影響を与える重要な課題です。実践に基づいた効果的な研修プログラムを導入することで、経営陣と其の下の管理職が同じ目線で仕事を進めていくことが求められています。この調査を機に、より実践的な学びの場が提供されることを期待したいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社リブ・コンサルティング
住所
東京都中央区日本橋二丁目7番1号東京日本橋タワー29階
電話番号
03-6281-9596

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