古家リノベーションの王道
2025-12-09 10:04:50

築44年の古家が生まれ変わり世界水準の性能を実現した事例

古い家が生まれ変わる



築44年の古いテラスハウスが、横浜の株式会社バウハウスデザインによって再生されることとなりました。この再生プロジェクトは「44-Base」と名付けられ、世界水準の高性能住宅を目指した性能向上リノベーションを実施します。2026年1月10日(土)にはグランドオープンを迎え、完成披露見学会が開催される予定です。

構造的特性に着目したリノベーション



このモデルハウスは、約60㎡のコンパクトなテラスハウスで、古い住宅に特有の冬の冷え込みや夏の蒸し暑さといった課題を抱えていました。しかし、現地調査によると、住宅の骨組み自体は再利用可能なことがわかり、バウハウスデザインは「壊す」ことではなく「再編集」を選択しました。先進的な技術を駆使して、断熱や気密性、耐震性を高め、新しい価値を生み出す挑戦が始まりました。

代表自らの決断



バウハウスデザインの代表である東孝一は、リノベーション事業の立ち上げにあたり、意図的に「最も難しい物件」を選択しました。購入当時の物件は、老朽化が進み、複雑な間取りが課題でしたが、「最高の技術力を証明するには、最も手強い物件に挑むのが適切だ」との信念からです。実際、今回のプロジェクトでは、建築家や職人の技術を結集し、世界水準の性能への挑戦として位置づけています。

断熱性能の向上



リノベーションのプロセスにおいて重要な目標は、HEAT20 G2(断熱等性能等級6)相当の断熱性能を実現することでした。この性能は、ドイツや北欧、カナダなどの先進国に匹敵します。これにより、冬には家全体が暖かくなり、夏はエアコン1台で快適に過ごせる環境が整います。また、湿度や空気の質も整えられ、居住空間の安定した環境が提供されます。

設計技法での工夫



また、44-Baseでは物理的な性能向上に加えて、居住の質にも徹底的にこだわっています。窓の配置や動線の工夫により、圧迫感が少なく、広がりを感じさせる空間が造られています。例えば、ウッドデッキやスチームサウナ付きの浴室など、コンパクトでありながらも心地よい住まいを実現しています。

体験型の見学会を開催



「44-Base」の完成披露見学会は、2026年1月10日(土)から1月12日(月祝)の3日間にわたり開催されます。このイベントでは、リノベーションの技術や、実際の温熱環境、光の質を体感できるだけでなく、専門家への相談も可能です。新築とリノベーション、どちらが最適かを実際の空間を通じて判断できる貴重な機会となります。

代表のメッセージ



「古い住宅は壊すしかない」という固定観念を覆すために、高い難易度の物件に挑戦した44-Base。ここには、建築家と職人の技術が結集した“実験棟”としての意義があります。古い家が持つ未来の可能性を見出すプロジェクトとして、皆様にその体験を持ち帰っていただければ幸いです。」

会社情報



バウハウスデザインは、横浜市に本社を置き、注文住宅設計施工や性能向上リノベーションを手がける企業です。2009年に設立され、今後も地域住宅の未来を見据えた取り組みを続けます。


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会社情報

会社名
株式会社バウハウスデザイン
住所
神奈川県横浜市都筑区仲町台1-16-10ヤマヒョウA館101
電話番号
045-482-6891

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