二人展「Latent」
2026-08-05 12:09:24

アザワイズギャラリーで開催の二人展「Latent」、新たな視点で記憶を問う

表参道に位置するアザワイズギャラリーで、岩崎広大と田中嵐による二人展「Latent」が2026年8月7日から9月12日まで開催されます。展覧会では、二人がそれぞれ異なるアプローチで「目に見えない時間や生命の痕跡」を探求する新作が展覧されます。

岩崎広大は、昆虫と風景の関係性を組み合わせ、土地と生命の記憶を視覚化する作品を発表します。彼の《かつて風景の一部だったものに、風景をプリントする。》シリーズでは、昆虫に生息地の風景を重ね合わせることで、生命と環境がどのように相互作用してきたのかを明らかにし、その痕跡を作品に刻み込んでいます。また、昆虫が樹木に開けた小さな穴をピンホールとして利用し、風景をカメラの代わりに撮影する《LANDSCAPER》シリーズでは、自然界に存在する光の不思議さにも焦点が当てられています。

一方、田中嵐は、自身が撮影した風景や人物の写真を鉱物液に浸すことで、時間や記憶を物質に記録する独自のアプローチをとります。彼の作品は、結晶が成長する過程を通じて、写真では捉えきれない空気や時間を可視化し、より立体的な形として具現化します。特に《crystalscape》や《四葩》などでは、自然現象の結晶化を利用し、作品に独特の存在感を与えています。

展覧会名の「Latent」は「潜在する」という意味を持ち、目に映らないものがしっかりと存在していることを示唆しています。二人は目に見えないものの実態を再現するのではなく、異なる素材や自然現象を通して新たな価値を生み出すことに挑戦しています。このプロセスにおいて「残すこと」の意義や私たちが記憶し、受け継いでいくべきものを問いかけています。

岩崎広大は自身の活動について、昆虫を手がかりに生命と風景の関係性を探求し、近年では昆虫標本の収集やデジタルアーカイブを通じて新たな物語の創造に取り組んでいます。彼の作品は、時代を経て変化する環境や生き物たちの関係を考察する機会を与えてくれます。

田中嵐もまた、全てのものに宿る力や美しさを結晶化を通じて捉え直すことで、これまで見えなかった美の変容を表現しています。彼にとって、作品を通じて万物の本質を理解することがアートの目的です。

「Latent」展は、アートという枠を超えて、私たちが普段忘れてしまうような小さな存在や時間の流れを考えるきっかけを与えてくれるイベントです。ぜひその目で、彼らのアプローチを体感しに足を運んでみてはいかがでしょうか。


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会社名
アッシュ・ペー・フランス株式会社
住所
東京都港区南青山5-7-17小原流会館6階
電話番号

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