ソニーデザインコンサルティングとデロイトの共同研究が始動
2023年、ソニーデザインコンサルティング株式会社とデロイト アナリティクスが手を組み、「デザイン」の認知プロセスの解明とその応用に関する研究を開始しました。日本では「意匠」を表す言葉として親しまれる「デザイン(DESIGN)」は、実は英語ではもっと広範な計画的行為を指す非常に多面的な概念です。この広義な視点から「デザイン」を捉えることで、それがどのように人々のコミュニケーションを生み出し、異なるアイデアを結びつけ、新たなビジネスやサービスを生み出すのかを探求していきます。
一方で、「デザイン」という概念は感情的かつ抽象的な思考過程を含むため、その実態を明確に捉えたり、説明したりすることは並大抵のことではありません。こうした課題に対して、この共同研究がどのようにアプローチするのか注目が集まります。
主な研究目的
この研究はいくつかの主要な目的があります。
1.
認知プロセスの明確化
2.
脳神経基盤の解明とデータ化
3.
デザイン支援システムの開発
研究チームは、デザインプロセスに関わる多様なコミュニケーションやプレゼンテーションの方法に焦点を当て、これらに関わる人々の感性を詳細に研究します。具体的には、脳神経科学や実験心理学の手法を用いてデザイン関連のデータを収集し、それを基にした分析を進める予定です。
データの解析には機械学習や数理モデルが用いられ、デザイン支援システムの開発に向けての知見が蓄積されていきます。これにより、デザインの認知プロセスがどのように機能するのか、さらに、実際にどのように応用できるのかを明らかにしていく計画です。
共同研究の成果発表
研究成果は、各種学会やイベントを通じて発表され、情報交換や意見収集も行われる予定です。具体的な詳細については、今後随時発表が行われるとのことです。この研究が進展することで、デザインの概念がさらに多角的に理解され、その応用方法も広がることが期待されます。
ソニーデザインコンサルティングとデロイト アナリティクスについての紹介
ソニーデザインコンサルティング
- - 社名: ソニーデザインコンサルティング株式会社
- - 所在地: 東京都港区港南1-7-1
- - 代表: 代表取締役社長 長谷川 豊
- - 事業内容: デザインコンサルティング、デザインマネジメント、デザインサービス
- - Webサイト: ソニーデザインコンサルティング
デロイト アナリティクス
- - 社名: デロイト トーマツ グループ
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号
- - 代表: グループCEO 永田高士
- - 事業内容: ビジネスプロフェッショナルグループとしての多岐にわたるコンサルティングサービス
- - Webサイト: デロイト アナリティクス
この研究が成功に向けて進むことで、デザインという概念が一層深く探求され、新たなビジネスの可能性を広げることができるでしょう。