M&A支援パッケージ登場
2020-11-16 08:00:02
中小企業M&Aの活性化へ向けた新たな支援パッケージが登場
中小企業M&Aを支える新たな支援パッケージ
この度、一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会は、各種業界団体向けに新たな第三者事業承継(M&A)支援パッケージを発表いたしました。この取り組みは、日本国内の中小企業が直面する事業承継問題の解決を目指しており、中小企業のM&A活動を一層活性化させる狙いがあります。
M&Aの現状と課題
近年、国内のM&A件数は増加傾向にあり、年間で4,000件以上を達成しています。さらに、経済産業省が策定した中小M&Aガイドラインでは、2029年までに年間6万件を目指す目標が設定されています。このように、国の支援もあり中小企業のM&Aは活気を呈していますが、すべての業種や地域に均等にその恩恵が行き渡っているわけではありません。
特に、地方や小規模な中小企業においては、以下のような課題が存在しています。
1. M&Aへの認知不足: 小規模事業の経営者にとって、第三者譲渡という選択肢がまだ広まっていません。
2. アドバイザー不足: 特に地方では、小規模M&Aのアドバイザーが不足しており、報酬の低さから市場に参入する意欲が低いのが現状です。
3. 高額な報酬: M&Aにかかる報酬が譲渡価格と比較して高額になるケースがあり、経営者の負担を増しています。
これらの課題を解決するため、協会は業界団体との連携を強化し、効果的なサポートを行うことを決定しました。
支援パッケージの内容
新たに設けられた支援パッケージには、以下のサービスが含まれています。
1. M&A実務スキル養成講座: 受講者はM&Aアドバイザーとしての専門知識を身につけることができます。
2. 正会員としての加入: 正会員になることで、M&Aに関連する書式や雛形の無制限使用、共催セミナーの開催、成約サポートを受けられます。
3. 事業承継支援サービスの周知: 業界団体が事業承継支援サービスを会員に展開するための助言が行われます。
さらに、受講者の受講料は198,000円(税込)で、入会後の月額費用は10,000円(税別)となっています。基本的に、受講と入会を満たせば、第三者事業承継サービスは無償で提供されます。
JMAAのミッション
一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)は、2010年に設立され以来、M&Aに関する知識の普及や調査研究の実施、教育講座の開講を通じて、中小企業が抱える課題解決に貢献しています。新たな支援パッケージを通じて、地域経済の活性化を図り、多くの中小企業が事業承継のための選択肢を得られることを願っています。
この取り組みが、地方中小企業の課題解決に寄与し、持続可能な経済基盤の構築につながることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人日本M&Aアドバイザー協会
- 住所
- 東京都台東区台東1-30-3YOKビル 4F
- 電話番号
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03-5826-4083