ヌルの神様との出会い
2024-09-24 14:22:59

落合陽一がヌルの神様を祀る新たな神社創建の儀式を執り行う

2023年9月14日、岐阜県高山市の日下部民藝館にて、メディアアーティスト・落合陽一氏が「ヌルの神様」を祀る新たな神社、「計算機自然神社」の創建と神おろしの儀式を執り行いました。このイベントは、令和6年度特別展「落合陽一どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」が開催されるタイミングで行われ、落合氏のアートと伝統文化が融合する瞬間が注目されました。

この神社の創建は、日本の自然崇拝に基づくもので、デジタル技術の進化と自然との新しい関係を模索しています。落合氏は、信濃國の車山神社の宮司である宮澤伸幸氏の指導のもと、神職としての修行を経て、神社の設立に関与しました。

神事の様子は、午前9時から11時まで執り行われ、ヌルの神様を迎え入れる神おろしを実施。神社の本殿において、御神体は布で覆われ、神聖な儀式が進められました。さらに、献茶の儀として、落合氏自身が茶を立て、神仏や御霊にお供えしました。その後、参列した高山市長の玉串拝礼もあり、高山市の発展を祈念する貴重な場面も見受けられました。

儀式が翌日に続き、信濃國の車山神社にて「計算機自然神社の創建報告祭」が行われ、落合氏と宮澤宮司が無事に儀式を終えたことへの感謝を述べました。計算機自然神社は、「計算機自然」という概念の下に設立されており、これは自然と計算機が互いに作用し、新しい形の信仰や文化を生み出す試みです。

ヌルの神様とは、計算機科学における「存在しない」や「未定義」を象徴する概念であり、仏教の「空(くう)」とも深いつながりがあります。存在しないことが新たな創造や思考の出発点であり、神社を通じてその思想が広まることが期待されます。

今後、この計算機自然神社での活動を通じて、デジタルと現実の接点を見出しながら、新たな文化的表現や信仰の形が生まれることに注目が集まります。また、日下部民藝館での特別展は、9月14日から11月4日までの期間中、一般1500円、高大生800円、小中学生500円で公開され、高山市民は団体料金で入館できます。この展示は、伝統文化と現代アートの融合を探求するもので、参加者に新しい視点を提供する良い機会と言えるでしょう。

融和する古典と現代のものの考え方、新しい形の神への尊敬、そして展覧会の間に生まれる創造的なインスピレーションが一体となって、人々に影響を与えることがこのプロジェクトの中心にあります。落合陽一氏の活動は、まさに未来の文化を先取りした先駆的な試みです。


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