こども冒険バンクが目指す新しい未来
認定NPO法人フローレンスが運営する「こども冒険バンク」が、ウェルビーイングアワード2025のモノ・サービス部門でグランプリを受賞しました。この取り組みは、様々な理由で体験が不足しがちな家庭の子供たちに向けて、企業が提供する無料の体験コンテンツを届けるプラットフォームです。
グランプリ受賞の背景
「こども冒険バンク」は、社会的な体験格差という問題に着目し、特に経済的に厳しい状況にある家庭やひとり親家庭、障害を持つ子供を抱える家庭に対する支援を行っています。2024年8月1日にサービスが始まったこのプロジェクトは、これまでに1200世帯以上が登録し、27社の協力を得て、4,360名分の体験を提供してきました。受賞は、このプロジェクトが単に体験を提供するだけでなく、どのようにウェルビーイングを高めるのかを戦略的に考慮している点が評価された結果です。
サービスの仕組み
会員として登録することで、最大6名(大人2名、子供4名)までの家族が体験に申し込める仕組みになっており、登録メンバー数に応じて月毎に冒険チケットが配布されます。この冒険チケットを使って、会員は自由に体験を選び、実際に参加することができます。
「こども冒険バンク」は、単なる体験の場を提供するだけでなく、子供たちが新たなことに挑戦する機会を広げ、より多様な未来を描く手助けをしています。
組織の使命
フローレンスは、「すべての子どもたちが100%の力を発揮できる未来をつくる」という理念のもと、今後も体験機会を広げていくことを約束しています。また、今後も全国にサービスを拡充し続け、より多くの家庭に様々な体験を届けられるよう、企業や団体と連携していくことを目指しています。
フローレンスの取り組み
フローレンスは、子供たちのために日本を変えることを目指し、2004年に設立された国内最大規模の認定NPO法人です。病児保育や虐待、貧困、孤立といった課題に対する多様な支援活動を展開しており、包括的な福祉事業と政策提言を行っています。その活動は、国内の地域に密着した形で行われ、支援を必要とする家庭へ継続的に寄り添っています。
受賞後の展望
「こども冒険バンク」の担当者は、この受賞がさらなる活動の推進力になると感じており、多くの人にプロジェクトの存在を知ってもらうきっかけになることを期待しています。受賞を機に、より多くの家庭がこのプログラムに参加し、新しい体験を通じて未来の可能性を広げられることを祈っています。今回の受賞が、体験格差の解消に向けた大きな一歩となることを信じています。フローレンスは、これからも子供たちとその家族の輝かしい未来のために尽力し続ける姿勢を崩しません。
このように、「こども冒険バンク」はただのサービスに留まらず、社会に大きく貢献する活動となっています。ぜひ、この取り組みにご注目ください。
こども冒険バンク公式サイト