フリーランスアーティストのための契約レッスン:全国5都市とオンラインで開催
近年、リモートワークの普及やライフスタイルの変化を背景に、フリーランスとして活動するアーティストやスタッフが増加しています。しかし、会社組織に属さないフリーランスは、労働契約に関する知識不足から不利な状況に陥るリスクも抱えています。
株式会社precogは、この問題を解決するため、文化庁委託事業「令和6年度文化庁委託事業「芸術家等実務研修会」として、『フリーランスアーティスト・スタッフのための契約レッスン』を開催します。音楽、舞台芸術、映像、美術など、様々な芸術分野のフリーランスを対象とした、実践的で学びやすい研修会です。
研修会のポイント
法律知識の習得: 契約に関する基礎知識から、具体的な事例、最新の法律までを網羅。特に、2023年11月に施行された「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)」についても分かりやすく解説します。
実践的なワークショップ: 契約書の作成、交渉、トラブル発生時の対応など、実践的なワークショップを通して、知識を活かすスキルを習得できます。
充実した講師陣: 文化芸術分野に精通した弁護士や、第一線で活躍するアーティストが講師として参加。専門的な知識と実践的なアドバイスが得られます。
全国展開: 東京、大阪、愛知、福岡、長野の5都市とオンラインで開催。全国各地のフリーランスが参加しやすい体制を整えています。
地域密着型: 各都市では、地域のクリエイターネットワークと連携し、地元アーティストとの交流や意見交換の場も設けます。
アクセシビリティの確保: 手話通訳、文字支援など、アクセシビリティにも配慮した環境を提供しています。
無料参加: 参加費は無料です。研修会では、『フリーランスアーティストのためのガイドブック』とフリーランス法に関する補足資料も配布します。
研修会の内容
本研修会では、文化庁が策定した「文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けたガイドライン」をベースに、契約書の作成からトラブル解決までを網羅的に学習できます。具体的には、以下の内容を予定しています。
契約の基本的な考え方
契約書の構成要素とチェックポイント
各種契約書(業務委託契約、著作権契約など)のポイント
契約トラブルの予防と解決策
フリーランス・事業者間取引適正化等法
* グループワークや質疑応答
各会場とゲスト講師
オンライン(2024年12月18日): ゲスト講師:小田原のどか氏(彫刻家・評論家・版元主宰)
大阪(2025年1月11日): ゲスト講師:松尾真由子氏、高岩みのり氏(アートマネージャー)
愛知(2025年1月19日): ゲスト講師:田村友一郎氏(現代美術アーティスト)
福岡(2025年1月25日): ゲスト講師:坪山小百合氏(画家)
東京(2025年2月1日): ゲスト講師:額田大志氏(作曲家・演出家)
長野(2025年2月15日): ゲスト講師:藤原佳奈氏(戯曲作家・演出家)、荒井洋文氏(「犀の角」代表)
各会場とも、経験豊富な弁護士による法的な解説と、第一線で活躍するアーティストによる実践的なアドバイスが受けられます。
講師紹介
本研修会では、シティライツ法律事務所、尾畠・山室法律事務所、セントラル法律事務所の弁護士が講師として参加します。各弁護士は、企業法務や民事訴訟、著作権法務などの豊富な経験と、文化芸術分野への深い理解を有しています。
対象者
文化芸術分野で活動するフリーランスアーティスト、スタッフ、学生
参加費
無料
アクセシビリティ
手話通訳、文字支援
主催
文化庁「令和6年度 芸術家等実務研修会」事務局
企画・運営:株式会社precog
お問い合わせ
株式会社precog
MAIL:
[email protected]
TEL:03-3528-9713(受付時間 平日10:00~17:00)
担当:星、林
この機会に、ぜひご参加ください。