高齢者向け健康支援
2025-12-23 16:43:24
WizWeとNTTドコモビジネスが高齢者向け健康サービスを実証開始
高齢者の健康を支える新たな取り組み
近年、高齢化社会が進む中で、政府や企業が取り組む健康維持の重要性が増しています。その中でも、株式会社WizWeとNTTドコモビジネス株式会社(旧NTTコミュニケーションズ)は、経済産業省が実施する令和6年度補正に基づく「予防・健康づくり分野における先端技術を活用した社会課題解決サービス開発促進事業」に採択されました。
事業の目的と背景
本事業は、高齢者が健康的な生活を送りながら、認知機能を維持するためのサービスを提供することを目的としています。具体的には、健康データやウェアラブルデバイスから得られる情報(PHRデータ)を活用し、利用者の状態に応じた個別のアプローチを行います。
少子高齢化が進行する日本において、医療DXの推進が急務とされています。これは、医療や介護におけるPHRの活用を見据えた政府の動きの一環であり、特に介護保険の負担軽減や生活の質の向上が求められています。
具体的なサービス内容
WizWeは、習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を運営しており、NTTドコモビジネスが提供するPHRデータを基にした認知機能サポートLINE『メモリンク(MemoLink)』を開発しました。このサービスは、高齢者が健康的な習慣を行えるように日常からサポートを行います。
LINEを活用した利便性
本サービスは、LINEという幅広い利用者に親しまれているコミュニケーションツールを活用しています。高齢者が使いやすいインターフェースで、日々の健康情報を受け取りやすくする仕組みを整えています。専任の習慣化サポーターからの励ましのメッセージや、脳の健康に役立つ情報がLINE経由で送られ、利用者は習慣的に健康情報にアクセスできます。
参加施設と対象
実証事業の対象には、メモリークリニックお茶の水(MCI患者)、北原トータルライフサポート倶楽部の会員、いろどりの丘の利用者が含まれています。これらの施設では、実際に高齢者に対する効果を検証し、データを蓄積していく予定です。
認知機能維持の取り組み
具体的な取り組みとしては、歩数や睡眠などの活動記録やフレイルスコアを用いて、個別にサポートを行います。AI技術を活用した対話機能も備えており、認知症予防に対する相談も可能です。
未来への展望
WizWeとNTTドコモビジネスは、この取り組みをデジタルデバイドに配慮した高齢者のためのAI活用モデルとして位置づけ、今後も社会実装とさらなる展開を目指していきます。新たな技術を用いて、高齢者が自立した生活を送り続ける手助けを行い、地域社会全体の健康意識を高めることが期待されています。私たちは、持続可能な社会の構築を目指し、新たな価値を生み出すことに注力していく所存です。
会社情報
- 会社名
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株式会社WizWe NTTドコモビジネス株式会社
- 住所
- 電話番号
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