新しい介護支援サービス「介護コンシェルジュ」
株式会社インターネットインフィニティーが提供するWebサービス「介護コンシェルジュ」が、株式会社九州日立システムズにおいて導入されることとなりました。このサービスは、企業の福利厚生プログラムの一環として「仕事と介護の両立」を支援することを目的としています。
導入の背景
少子高齢化が進展する現代において、家族の介護に直面する従業員が増える中、介護のために仕事を辞めるケースも急増しています。調査によると、年間10万人以上が介護を理由に離職していますが、特に中核を担う年齢層の離職が目立つのが現状です。このような状況において、多くの企業が「仕事と介護の両立支援」を重要な経営課題として位置づけるようになりました。
九州日立システムズでもこの問題に真剣に取り組み、従業員一人ひとりに寄り添った支援を強化するために「介護コンシェルジュ」の導入を決定しました。従業員が抱える知識や経験の不足を補い、悩みを持つ従業員が気軽に相談できる体制を築くことを目指しています。
「わかるかいごBiz」とは?
「わかるかいごBiz」は、介護に関する負担や不安を抱える従業員を支援するためのサービスプログラムです。具体的な要素には以下のようなサービスがあります:
1.
実態把握調査:自社内での介護と仕事の実状を把握し、必要な支援策を検討します。
2.
介護コンシェルジュ:電話やメールを通じて介護に関する相談ができ、ケアマネジャーや介護施設の紹介も行います。
3.
介護セミナー:仕事と介護の両立支援に関する基礎知識や予防策などを学ぶ機会を提供します。
4.
介護情報ウェブサイト:全国の介護事業所の検索や実技動画の配信を行っており、情報へのアクセスが容易です。
このように、必要な情報と相談体制を一体的に提供することで、具体的な課題を迅速に解決することを目指しています。
なぜ今、介護の支援が求められるのか
コロナ禍によってリモートワークが普及し、働き方が多様化する中、介護の必要性も一層高まりました。家庭での介護を支えるための情報やサポート体制が不可欠です。しかし、従業員が気軽に相談できる窓口が整っていない企業も多く、ストレスを抱えたまま勤務することになり、これがさらなる離職を招く恐れがあります。
九州日立システムズでは、「介護コンシェルジュ」を通じて専門的なサポートを受けられる体制を整えることで、離職を未然に防ぎ、従業員が安心して働ける環境を整えることを期待しています。
結論
「介護コンシェルジュ」の導入は、仕事と介護の両立支援において重要な一歩となります。従業員が安心して仕事に集中できる環境を意識的に整えることで、企業全体の生産性向上にも繋がると期待されています。今後の展開が非常に楽しみです。